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昇格遠のくドロー。前半に先制も、八戸の手堅さに苦しむ【J3第30節・八戸戦/マッチレビュー】

AC長野パルセイロ 1-1 ヴァンラーレ八戸

 

「もったいない」――試合後、スコアラーの西村恭史はそう口にした。前節・琉球戦と同様、先制しながらも追いつかれてドロー。2位・鹿児島との勝ち点差が14に開き、逆転昇格が遠のいた。「もう一回練習からやるべきことをやらなければいけないと、改めて突きつけられた勝ち点1になった」と髙木理己監督。この勝ち点1をどう生かし、次なる“決戦”へと向かうのか。

原田の奪取から先制。前節の反省生かす

今節の先発メンバー(左:長野、右:八戸)

長野はスタメンに驚きを与えた。丹羽匠がシャドーで先発に抜擢。ここまで天皇杯の1試合に留まっていた大卒新人が、いきなりリーグ初出場初先発を果たす。対する八戸は、前節に加入後初先発となったオリオラ・サンデーを継続起用。前者は3-4-2-1、後者は3-1-4-2と似通ったシステムで相まみえた。

立ち上がりから互いにハイプレスを試みる。長野は2分、自陣で丹羽がボールを受けると、右サイドの音泉翔眞に展開。そのまま同サイドに駆け寄り、コンビネーションに加わる。丹羽の起用について、「我々が取りたいスペースを見られる」と意図を明かした髙木理己監督。ボールサイドへ積極的に絡み、チームに落ち着きを与えた。

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