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『本気のホームタウンデー』の本気とは何か。担当者に聞いてみた

昨年から力を込めているホームタウンデーが、“本気”の2文字を冠してグレードアップした。

コロナ禍が明けた昨年、16市町村を対象としたホームタウンデーを実施。住民の無料招待、特産品の販売、PR動画の放映などを行った。クラブとして初めての試みだったが、新規顧客の獲得をはじめ、自治体との連携を深めるきっかけにも繋がった。

一方で課題も見られた。シーズン途中から実験的に進めたこともあり、複数の市町村で合同開催という形。事前の周知活動にも着手しきれず、「もっと地域の魅力を発信したい思いがあった」と地域コミュニティ推進部の藤森七海氏は話す。

それを踏まえ、今年は各市町村のホームタウンデーを基本的には単独開催。今村俊明・代表取締役社長の“本気”という常套句を用い、『本気のホームタウンデー』と題する。観客数に関しても、前年比130%と具体的な数値目標を定めた。達成するにはステイクホルダーの協力も不可欠であり、オンラインでの告知にも熱を帯びる。

第1弾は今週末、4月27日(土)のギラヴァンツ北九州戦。佐久市を対象としており、先週末にはイオンモール佐久平でチラシ配布を行った。前日の呼びかけに応じたサポーター有志も集い、藤森氏は「ホームタウンであることに誇りを持ってご協力いただけた。クラブとしても、もっと努力しないといけないと感じた」。今後もサポーターに限らず、有志の力を借りながら各市町村でPRに励む予定だという。

当日のイベントは昨年と大きく変わりないが、単独開催によってPRの幅も広がる。16市町村をホームタウンに抱える中で、「より多くの方にこのクラブを知っていただいて、サッカーを通じて笑顔を届けたい。ホームタウンデーが一つのきっかけになれば」と藤森氏。クラブの総力を結集し、“本気”で地域を活性化する構えだ。

 

■本気のホームタウンデー 佐久市

AC長野パルセイロ vs ギラヴァンツ北九州

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