長野県フットボールマガジン『Nマガ』

善光寺で毎年恒例の必勝祈願。キャンプに向けて身を引き締める

AC長野パルセイロは1月16日、善光寺で必勝祈願を行った。全選手とスタッフが参加し、今村俊明代表取締役社長ら関係者を含めて総勢52名が出席。それぞれが今季の躍進を誓い、神事に臨んだ。チームは明日1月17日(水)に長野県内でのトレーニングを終え、19日(金)からキャンプ地の静岡県に移動する。

以下に髙木理己監督と加藤弘堅のコメントを掲載する。

 

■髙木 理己監督

――雪に見舞われる中で始動しました。ここまでを振り返っていかがですか?

雪の中でも体を動かすことはできます。今週末からは御殿場でキャンプも張れます。選手は非常に良い準備をしてくれていますし、大きなケガもありません。そういう意味では、雪に助けられた中で長野らしい鍛え方ができています。

――祈願の際には、どんなことを頭に思い浮かべましたか?

まずは善光寺さんで必勝祈願ができること。この長野という地、ここにあるクラブというポテンシャルの高さ。言葉が適切かは分からないですけど、格式の高さ。その格式に見合う結果を取りたいと、改めて感じました。初めて中に入らせていただきましたが、この善光寺さんで必勝祈願をさせていただけることは当たり前ではありません。格式の高さを感じたので、それに見合うステージに我々が昇っていきたいです。

――改めて今季の目標を聞かせてください。

「目標は何ですか?」という質問が来た時点で、テレビの前にいる皆さん、質問をされた方、答える私を含めて同じことを思っているはずです。そこにズレはないと思うので、あえて言葉にする必要はありません。阪神の『アレ』にあやかるわけではないですけど、目標は一つなので、それに見合う力をつけるのが先です。口で言うのは簡単で、もう10年以上やってきています。それに見合う力をつけるためには、まず先にやらないといけないことがあります。それが出てきたときに、初めて口に出せると思います。

――まもなくキャンプが始まります。開幕戦までにどんな準備をしていきたいですか?

幸か不幸か、雪で「どんなサッカーをするんだろう」と、選手もスタッフも明確に思い描けているのは僕しかいません。みんなフレッシュな状態で御殿場キャンプを迎えられるのは、非常にポジティブです。その明確に私の頭の中にあるものは、とにかく相手よりも一歩多く走る。相手よりも一発多くパンチを出す。その一発がゲームの勝敗を分けると思います。少なくとも相手よりも一本多くシュートを打つ、打たせない。そういう本質的なところに向き合っていきながら、その一回を出せるチームを作っていきたいです。

 

■加藤 弘堅

――祈願の際には、どんなことを頭に思い浮かべましたか?

毎年必勝祈願をするたびに、改めて今シーズンが始まるという気持ちになります。毎年そうですけど、しっかり目標を持った上でシーズンに臨もうという気持ちになります。

――過去に善光寺を訪れたことはありますか?

目の前に来たことはありますけど、中に入ったのは初めてです。歳のせいなのか、こういうところの空気で身が引き締まるというか…(笑)。お寺とか神社は好きなので、そういう興味を持った上で、すごく良い時間を過ごせました。目標を見失わず、地に足をつけてシーズンを戦えるように、という気持ちでいました。

――サポーターの方々も訪れて、チームへの期待感がうかがえます。

もちろん嬉しいです。僕は2019シーズンに北九州で優勝を経験しています。勝つことによって、もっと期待値は増えていきます。僕ら自身で、周りからの期待を大きくしていきたいです。

――改めて今季の目標を聞かせてください。

目標というのは言わなくても分かっていることです。どのクラブもそこを目指してやってくると思います。目の前の試合をしっかり勝てるように、一週間、一日一日を準備できれば、必ず良い結果になります。最終的にみんなで笑えるように頑張りたいです。

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