長野県フットボールマガジン『Nマガ』

秋山拓也が説く現状。20代ラストを控えるキャプテンの覚悟

苦境に立たされている今こそ、この男の力が必要だ。今季からキャプテンに就任した秋山拓也。第18節・鳥取戦で脳震盪を起こして以降、5試合連続でメンバーから外れている。その間にチームは2勝1分2敗とイーブンの成績を収めるも、直近のホームゲームでは0-3、1-5と大敗が続いた。個人としては本調子を取り戻しつつある中、自身とチームの置かれた現状に何を思うのか。

まずは本調子を。古巣との練習試合で奮闘

第15節・北九州戦まで全試合にフル出場し、不動のセンターバックとして地位を築く。第4節・富山戦でPKを失敗し、その後に2点差を追いつかれる悲劇もあったが、第7節・相模原戦でプロ初ゴールを記録。CKから強烈なヘディングを沈め、チームを首位に導いた。第10節・松本戦でもFKを頭で仕留め、リーグ戦では15年ぶりとなる信州ダービーでの勝利をもたらす。再びチームを首位に押し上げ、まさにキャプテンらしい働きぶりだった。

しかし、第16節・今治戦から歯車が狂い始めた。ホームで61分までに3失点すると、66分に今季初の途中交代。累積警告によって翌節は出場停止を余儀なくされた。第18節・鳥取戦で再び先発したが、前半途中に脳震盪を起こして負傷交代。復帰後もなかなかコンディションが上がらなかった。

(残り 1469文字/全文: 2005文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ