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2月24日のニュース
スリ・パハンはウクライナ出身FWを獲得
元U23代表キャプテンもスリ・パハン加入-DF陣主力は全員元ジョホール
代表NO. 2GKはペナンへ加入か
U23代表-アジアカップ前に日本との対戦も

5月10日に2024/25シーズンが開幕するマレーシアスーパーリーグは、今月3日から4月26日までが今年1回目のトランスファーウィンドウ期間となっています。既にプレシーズンのトレーニングを始めているクラブもあり、移籍情報も徐々に出始めています。特に今週は、昨季5位に終わったスリ・パハンFCが積極的な補強をおこなっています。

スリ・パハンはウクライナ出身FWを獲得

昨季は前半戦を快調に飛ばしながらも、後半戦で失速して5位となったスリ・パハンFCは、ウクライナ出身のストライカー、ミコラ・アハポフの加入を発表しています。トルコやカザフスタンのリーグでプレー経験がある30歳のアハポフ選手は、昨季はカザフスタン2部のFCアクジャイクでリーグ戦では28試合に出場し、24ゴール9アシストという成績を収めています。

昨季のスリ・パハンFCは13勝6分7敗で5位に終わり、得点44はリーグ6位、失点33は4位タイという成績で、マレーシアカップはベスト8、FAカップはベスト16止まりという成績でした。

スリ・パハンは昨季12ゴールをあげているFWクパー・シャーマン(リベリア)や10ゴールを挙げているDFステファノ・ブルンド(アルゼンチン)の他、FWラファエル・シルヴァ(ブラジル)、MFクヴォンディク・ルジエフ(ウズベキスタン)の4選手が昨季から残留しており、アハポフ選手が5番目の外国籍選手となります。なおこの他、給料未払い問題が解決してないクダ・ダルル・アマンFCからMFマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)の加入なども噂されており、スリ・パハンFCは、今季のスーパーリーグの注目クラブの一つとなりそうです。

元U23代表キャプテンもスリ・パハン加入-DF陣主力は全員元ジョホール

また、スリ・パハンはアダム・ノー・アズリンの加入を発表しています。2017年にスランゴールからジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)に移籍したアダム選手は、ジョホールとの契約が満了していました。マレーシアで開かれた2017年の東南アジア競技大会通称シーゲームズや2018年のAFC U23選手権(現AFC U23アジアカップ)などではマレーシアU22/23代表のキャプテンも務めるなど、将来が有望視されていましたが、近年はジョホールのトップチームでは出番がありませんでした。

JDTではMFやFWを務めながら、代表チームでは主にセンターバックでプレーすることが多かったアダム選手ですが、スリ・パハンFCのファンデイ・アフマド監督は、やはり元JDTで20233年からスリ・パハンFCでプレーするファドリ・シャスとともセンターバックとして起用することが予想されます。また興味深いのは、昨季やはりJDTから移籍したシャズワン・アンディックとアズリフ・ナスルハクがそれぞれ左右のサイドバックを務め、GKをJDTから期限付き移籍中のGKイズハム・タルミジが務めることになれば、DF陣全員が元JDTという布陣になる可能性もあります。昨季のチームからは11名が去ったスリ・パハンFCですが、この元JDT組を中心に大きく顔ぶれが変わりそうです。

代表NO. 2GKはペナンへ加入か

スランゴールFCでは、いずれも代表経験があるカイルルアズハン・カリド、サミュエル・サマーヴィル両GKがいたことからトップチームでの出場機会を与えられなかったシーク・イズハン・ナズレルは、昨季はスランゴールFCからヌグリスンビランFCへ期限付き移籍して27試合に出場し、6度のクリーンシートを記録するなど安定したプレーぶりを見せました。その結果、来月22歳になるシーク選手はU23代表を飛び越えてアジアカップ2023ではA代表に招集されています。

1年間の期限付き移籍期間が終わったシーク選手ですが、マレーシア語紙のブリタハリアンは、シーク選手が今季もスランゴールFCから期限付き移籍し、他のクラブでプレーするようだと報じています。その移籍先として最有力とされるのはペナンFC、既にスランゴールFC、ペナンFC、シーク選手の3者の間で合意意間近だということです。

スランゴールFCは、今月に入り給料未払い問題を抱えるKLシティFCからU23代表GKのアズミン・アル=アミンも獲得しており、シーク選手のスランゴールFC復帰の可能性は低いとされていましたが、代表の正GK争いに割って入るために、ビッグネームのスランゴールFCで他のGKと競走するのではなく、ペナンで正GKとしてできるだけ多くの試合に出場する機会を選んだということです。

U23代表-アジアカップ前に日本との対戦も

マレーシアサッカー協会(FAM)のハミディン・アミン会長は、4月15日に開幕するAFC U23アジアカップの前に日本戦を含めた6試合の練習試合を行う予定があることを明らかにしています。

マレーシア語紙ブリタハリアンによると、来月3月18日から26日のFIFA国際マッチカレンダー期間に国内でインドとの対戦が確定しており、。U23アジアカップが開催されるカタール入り前にさらに2試合を組む予定だとしています。カタール入り後は、カタール、日本と両代表との2試合を予定しているということです。

AFC U23アジアカップでは、マレーシアはグループステージではD組に入り、ウズベキスタン、ベトナム、クウェートと同組になっています。またFAMは今年のパリオリンピックの予選を兼ねる今回のU23アジアカップでは、ベスト8入りを目標として設けています。

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