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2月20日のニュース
フットサルリーグのMPFLが開幕-覇者パハンレンジャーズは引き分け発進・ジョホールはゴンバックTOTに大勝・外国籍選手不在のトレンガヌはKLシティを粉砕・復権を目指すスランゴールは黒星発進
ペラが今季ユニフォームを発表・新外国籍選手の加入も発表

フットサルリーグのMPFLが開幕-覇者パハンレンジャーズは引き分け発進

2月17日にマレーシアプレミアフットボールリーグ(MPFL)の2024年シーズンが開幕し、17日と18日の両日に第1節の4試合が行われ、昨季のリーグとカップの二冠を制したパハン・レンジャーズFCは引き分け、2位のジョホール・ダルル・タジムFCは大勝しています。

昨季は14チームを2つのグループに分けて行われ、リーグ戦終了後に各グループの上位4チームが準々決勝に進む方式で開催されましたが、MPFLと名称が変更されて4シーズン目となった今季は1部リーグと2部リーグの編成となり、1部は10チームの参加が予定されていたものの、最終的には8チームによるホームアンドアウェイ方式のリーグ戦となっています。なお2部リーグは7チームが参加し、5月に開幕する予定であることがマレーシアサッカー協会(FAM)から発表されています。

17日にスランゴール州シャー・アラムで開催された開幕戦では、昨季の覇者パハン・レンジャーズFCが地元のシャー・アラムシティFCに6-6で引き分けています。試合開始からわずか5分でフェリペ・デ・ソウザとムハマド・アミルル・カイルディンのゴールで2-0とリードしながらも、そこからシャー・アラムシティFCに2度のリードを許す展開となり、あわや開幕戦黒星スタートにもなりかねない試合でしたが、ハリス・ナイムのハットトリックなどで引き分けに持ち込んでいます。試合後にジェラール・カサス監督は「選手たちは初戦での勝利を目指して全力を尽くしたが、期待通りの結果を得ることができず、運も味方してくれなかった」と語り、さらに「引き分けという結果について選手たちを責めるつもりはない。今回は勝点を分け合うことになったが。おそらく次の試合は勝利できるだろう」と楽観的なコメントを残しています。

フットサルリーグのMPFLが開幕-ジョホールはゴンバックTOTに大勝発進

サッカーでは今季11連覇を狙うジョホール・ダルル・タジムFCですが、フットサルでも昨季は参戦初年度ながらパハン・レンジャーズFCに惜しくも敗れて2位となったジョホール。昨季同様、他チームの主力を引き抜いてチーム強化を図ったチームは、今季開幕戦でチーム名をゴンバックTOTユナイテッド(昨季まではスランゴールTOTユナイテッド)を6-1で破って白星スタートを切っています。

ジョホールは18分にアズリ・ラーマンのゴールで先制すると、その後は代表でもプレーするサード・サニがハットトリックを決めた他、リズワン・バクリの2ゴールなどでゴンバックTOTユナイテッドの反撃をリドワン・ザイナルの1ゴールに抑えて鑑賞しています。ゴンバックTOTユナイテッドは、36分にキャプテンのファイサル・サハルディンが2枚目のイエローで退場となるなど、終始劣勢の試合となりました。

フットサルリーグのMPFLが開幕-外国籍選手不在のトレンガヌはKLシティを粉砕、復権を目指すスランゴールは黒星発進

今季のMPFLは各クラブに外国籍選手2名の登録が認められています。そんな中でマレーシア人選手のみでチームを編成している唯一のチームがトレンガヌですが、そのトレンガヌが、オム・ジヨン(韓国)、フサイン・カデミ(アフガニスタン)を擁するKLシティに6-1で勝利しています。

2019年に現在のMPFLの形式となってからリーグ優勝を果たしているのはわずか2チームで、パハン・レンジャーズFCと並んで優勝経験を持つのがスランゴールFC(前スランゴールMAC)です。2019年、2022年と連覇(2020年と2021年は新型コロナのためリーグは休止)しているスランゴールFCは、昨季の3位から覇権奪還をかけて今季に望んでいますが、開幕戦では終始サバFAを追う展開となり、スランゴールのエース、シャヒル・イクバル・カーンが不発だった一方で、サバFAの新外国籍選手フィリペ・ライチに2ゴールを許すなど2-3で敗れています。

ペラが今季ユニフォームを発表、新外国籍選手の加入も発表

昨季は6勝4分16敗でリーグ11位に終わったペラFCが、リーグの先頭を切って今季のホーム用ユニフォームを発表しています。国内ブランドのチーター社製のユニフォームは、チームカラーの黄色と黒色の組み合わせのデザインで、胸中央にはペラ州の旗が、胸左側にはクラブのロゴが配置されています。価格は選手仕様が159リンギ(およそ5000円)、レプリカ(ファン仕様)は39リンギ(およそ1230円)ということです。(下はホームユニフォーム発表会当日のペラFCの選手。中央はこの日、新加入が発表されたキルギスU23代表のアディレト・カヌベコフ)

またペラFCは年間パスの価格も発表していますが、ブラックが1250リンギ、ゴールドが300リンギ、シルバーが189リンギ(それぞれおよそ3万9000円、9400円、6000円)でいずれのパスもペラFCのホームマッチの観戦が可能(プレミアムとゴールドはメインスタンド、シルバーはバックスタンドでの観戦)になっている他、プレミアムは観戦ごとに駐車場と軽食が提供されるということです。

ペラFCのホームユニフォーム発表が行われたペラ州イポーのイポー市広場では、同時にキルギスU23代表FWアディレト・カヌベコフのキルギス1部FKネフチ・コチコルアタからの加入も発表されています。21歳のカヌベコフ選手は昨年開催された中国、杭州市でのアジア大会にはキルギスU23代表として4試合に出場し、うち3試合ではキャプテンも務めています。

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