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2月2日のニュース
スランゴールが昨季得点王アイロンやブレンダン・ガンなど6選手の退団を正式に発表
スランゴールがアジアカップ出場中のウズベキスタン代表DFの加入を発表
クダがあのサントスと対戦
AFL-クランタンは給料未払い問題の解決が3部リーグ参加の条件

シンガポール代表の新監督に元日本代表コーチで2023年シーズンは東京ヴェルディでヘッドコーチを務めた小倉勉氏が就任することをシンガポールサッカー協会(FAS)が発表しています。シンガポール代表は、2019年5月から監督を務めて21年12月に辞任した吉田達磨氏(現徳島ヴォルテス監督)、2022年4月から解任された今年1月29日まで監督を務めた西ヶ谷隆之氏に続き3人連続で日本人監督が指揮を取ることになります。なおシンガポールの英字紙ストレイトタイムズによると57歳の小倉新監督は2年契約、またA代表の監督の他にU23代表の指導にも関わっていくということです。W杯2026年大会アジア2次予選では、韓国とタイに敗れて0勝2敗と最悪のスタートを切ったシンガポール代表を小倉新監督がどう立て直していくのかに注目です。

スランゴールが昨季得点王やブレンダン・ガンなど6選手の退団を正式に発表

昨季スーパーリーグで2位となり、今季はACL2に出場するスランゴールFCが6選手の対談を発表しています。今回対談が発表された中には昨季、23ゴールを挙げてリーグ得点王となったエイロン・デル・ヴァイエ(ブラジル)や、現在開催中のアジアカップ2023のベスト16でイラク相手にゴールを挙げたヤザン・アル=アラブ(ヨルダン)、リッチモンド・ボアキエ(ガーナ)など外国籍選手の他、昨季はチームのキャプテンを務め、アジアカップ2023にも出場したブレンダン・ガンなども含まれています。

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昨日のこのブログでもその去就が不透明であることを伝えたブレンダン・ガンの退団が決定しました。国内の他のクラブに移るのか、生まれ育ったオーストラリアへ戻るのかなど全く不明ですが、3月に再開するW杯アジア2次予選には必要な選手であることはアジアカップ2023の韓国戦でのプレーぶりでも証明されており、国内移籍が望ましいところですが、果たしてどうなるのでしょうか。

スランゴールがアジアカップ出場中のウズベキスタン代表DFの加入を発表

去る選手がいれば、来る選手もいるということで、スランゴールはクラブ公式SNSで、今季の初の新戦力獲得となるウズベキスタン代表のCBウマル・エシュムロドフ(前ウズベキスタン1部ナサフ・カルシFC)の加入を発表しています。

現在アジアカップ2023でベスト8に残っているウズベキスタン代表ですが、身長185cmのエシュムロドフ選手はここまでの4試合全てにセンターバックとしてフル出場しています。また前所属のナサフ・カルシFCではACL(現ACLエリート)に出場経験がある選手で、ウズベキスタン国外のクラブでプレーするのは今回が初めてということですが、その経験から今季ACL2に出場するスランゴールにとっては貴重な補強となりそうです。

クダがあのサントスと対戦

ペレやネイマール、そしてカズこと三浦知良選手も在籍したブラジルの名門クラブであるサントスFCは、マレーシアスーパーリーグで昨季4位のクダ・ダルル・アマンFと対戦することをクラブ公式SNSで発表しています。

サントスFCはカタールのドーハで昨日から開幕したイクォリティ(平等)カップに出場し、地元カタールのアル・ドゥハイルSC、中国1部の上海申花、そしてこの大会を主催するゼニト・サンクトベテルブルグFCと対戦した後、2月17日にクダと本拠地のダルル・アマン・スタジアムで対戦します。

AFL-クランタンは給料未払い問題の解決が3部リーグ参加の条件

昨季の給料未払い問題が未解決なことから、今季のクラブライセンスが発給されず、国内1部のスーパーリーグに出場できなくなったクランタンFCは、国内3部でセミプロリーグのM3リーグへの参加を表明していますが、M3リーグ出場にも給料未払い問題の解決が必要だと、マレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。

M3リーグを運営するアマチュアフットボールリーグAFLの理事会は声明を発表し、今季参入を目指すクランタンFCに対して、M3リーグでは給料未払い問題が起こることを予防するため、クランタンFCがあることを表明しています。AFLのサイド・ヤジド・オマル理事長は、セミプロリーグのM3リーグにも給料未払い問題を抱えるクラブが複数あることを認めた上で、これ以上リーグのイメージを悪化させないため、問題を抱えたクラブの参入を許可しない可能性があると述べています。

「M3リーグが『(スーパーリーグへの参加が認められない)問題を持ったクラブの溜まり場』となってしまうとリーグのイメージが悪化してしてしまうため、M3リーグに新規参入するクラブには、参入前に給料未払い問題の解決を求めたい。」

昨季はやはり給料未払い問題未解決を理由にマラッカ・ユナイテッドとサラワク・ユナイテッドがスーパーリーグでプレーするのに必要なクラブライセンスを発給されず、M3リーグでのプレーしています。(なお、マラッカ・ユナイテッドは未払い給料を抱えたままクラブを解散して、マラッカFCとしてM3リーグに参入しています-新規チームとして参加にもかかわらず下部リーグからではなく3部に加入したことは問題にもなりました。)

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