ボラセパマレーシアJP

12月5日のニュース
・マレーシアのFIFAランキングが130位に上昇
・AFCカップ-サバが東南アジアゾーン準決勝出場決定、トレンガヌの準決勝進出は最終節の結果待ち
・PDRMがチャレンジカップ優勝-鈴木ブルーノはチャレンジカップ決勝に2度出場した初の選手に
・スランゴールがクダを制して今季2位を確定-来季のAFC2の出場権も獲得

12月の初更新は、前回最終更新の11月29日から12月4日までのニュースを手短にまとめて掲載します。

マレーシアのFIFAランキングが130位に上昇

11月30日に最新のFIFAランキングが発表され、マレーシアは前回の137位から130位に上昇しています。先月から始まった北中米W杯アジア2次予選でマレーシア代表は、同97位(対戦時)だったキルギスを4-3で、同152位の台湾は1-0でそれぞれ破り予選D組唯一の2連勝で首位に立つなどの好成績を収めた結果、今回のランキング発表でマレーシアは、30.9ポイントを獲得して8位上昇したコモロ(最新ランキング120位)、26.2ポイントを獲得して5位上昇したルーマニア(同43位)に次ぐ第3位の26.1ポイントを獲得しています。

しかし、その一方で東南アジア1位のベトナムは94位、2位タイは113位と地域内のライバルとの差は相変わらず大きいままでもあります。マレーシアサッカー協会(FAM)は当初、今年末までにマレーシア代表を120位内とする目標を立てていましたが、その実現は難しそうです。 なお当時と現在とでは計算の仕組みが違うという点はありますが、1993年の75位がマレーシアのFIFAランキング最高位で、2018年の178位が過去最低のランキングです。

AFCカップ2023/24第5節-サバが東南アジアゾーン準決勝出場を突破を決める、トレンガヌは首位と引き分けで準決勝進出は最終節の結果待ち

AFCカップ2023/24の東南アジアゾーンのグループステージ第5節が行われ、サバFCはアウェイでシンガポールのホウガン・ユナイテッドと対戦し、雷雨で試合が一時中断する中、相手の2オウンゴールを含む4点を挙げて勝利し、通算成績を4勝1分としています。この結果、今節にインドネシアのPSMマカッサルと1-1で引き分けた2位のハイフォンFC(ベトナム)とは勝点差が5と広がり、最終節を待たずして東南アジアゾーン準決勝進出を決めています。

また同じAFCカップの東南アジアゾーンG組では、首位のセントラル・コースト・マリナーズFCとこれを勝点差1で追う2位のトレンガヌFCが対戦し、トレンガヌFCは、敵地で先制しながらも、残り3分の場面で追いつかれ1-1で引き分けています。この引き分けで自力突破の目が無くなったトレンガヌFCは、最終節でインドネシアのバリ・ユナイテッドFCに勝利した上で、セントラル・コースト・マリナーズFCが今季AFCカップ未勝利のスタリオン・ラグナFC(フィリピン)に破れた場合に準決勝進出が決まります。

PDRMがチャレンジカップ優勝-鈴木ブルーノはチャレンジカップで2度優勝した初の選手に

マレーシアンフットボールリーグ(MFL)チャレンジカップ決勝セカンドレグが行われ、PDRM FCとクチンシティの対戦は1-1で引き分けたものの、ファーストレグではホームでクチンシティを3-0と破っていたPDRM FCが通算成績を4-1として初優勝を果たしています。

サラワク州の州立スタジアムで行われたこの試合は、前半0-0で折り返した後半の53分にペトラス・シテムビのゴールでクチンシティが先制し、通算成績を1-3してPDRMに迫ります。しかしPDRMは56分にウチェ・アグバが同点ゴールを決めると、通算成績は再び3点差となります。

この後は両チームともゴールを割ることができず、PDRM FCが2018年のトレンガヌFC II、2019年のジョホール・ダルル・タジムFC IIに続き、3チーム目のチャレンジカップ優勝チームとなっています。PDRM FCにとっては、2014年の2部プレミアリーグ(当時)優勝以来の国内タイトル獲得となりました、

クチンシティFCの谷川由来選手対PDRM FCの鈴木ブルーノ選手といった日本人対決でもあったチャレンジカップの決勝でしたが、PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は2018年にトレンガヌFC IIでも優勝経験しており、MFL初となるチャレンジカップで2度優勝を経験した選手となりました。

スランゴールがクダを制して今季2位を確定-来季のAFC2の出場権も獲得

マレーシアスーパーリーグは12月1日から3日かけて5試合が行われています。今節注目のカードはリーグ2位で勝点55のスランゴールFCをリーグ3位で勝点53のクダ・ダルル・アマンFCがホームに迎えて行われた2位攻防の1戦でした。来季のAFCチャンピオンズリーグ2(AFC2)の出場権がかかるリーグ2位を争う両チームの対戦は、守備ではGKサミュエル・サマービルの攻守が、攻撃では途中出場のブレンダン・ガンからのパスをリーグ得点王のエイロン・デル・ヴァイエがゴールし、スランゴールが1-0の僅差で勝利し、連勝記録を6に伸ばしています。この結果、スランゴールFCは次節最終26節を待たずして、今季2位が確定するとともに、2016年以来となるAFCカップ出場の権利も獲得しています。

またこの試合で唯一のゴールを決めたスランゴールのエイロン・デル・ヴァイエは今季23ゴールとなり、残り1節で2位のフェルナンド・フォレスティエリ(ジョホール・ダルル・タジムFC)に4点差をつけて得点王争いをリードしています。

一方、敗れたクダは連勝が3でストップしただけでなく、リーグ戦5連勝と好調の4位のサバとも勝点差2となり、最終節となる次節第26節ではリーグ3位を賭けてこの両チームがサバのホームで対戦します。

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