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5月11日のニュース
・いよいよ今日から2024/25シーズンのスーパーリーグ開幕
・酸をかけられたファイサル・ハリムの皮膚移植手術後の経過は良好
・クダFCは胸スポンサーが決まらずプレシーズンユニ着用で開幕戦へ-6時間かけてのバス移動も含め早くも資金不足の兆候?
・国家サッカー選手育成プログラムの新たなTDにオーストラリア出身のオスカー・ゴンザレス氏就任

いよいよ今日5月11日からマレーシアスーパーリーグ(MSL)の今季2024/25シーズンの公式戦が始まります。日本人選手では鈴木ブルーノ選手が所属するPDRM FCは、本日5月11日に今季から本拠地として使用するスラヤン・スタジアム(MPSスタジアム)にクダ・ダルル・アマンFCを迎え、谷川由来選手が所属するクチンシティFCは明日5月12日にアウェイのKLシティFC戦に臨みます。今季からヌグリスンビランFCに加入した佐々木匠選手は、今季のMSLが13チーム編成となっているため、今節は試合がありません。

昨日予定されていたリーグ開幕戦を兼ねたスンバンシー・カップ(前年のリーグチャンピオンとマレーシアカップチャンピオンが対戦するいわば「スーパーカップ」)は、酸を浴びせられたファイサル・ハリムが所属するスランゴールFCがMFLに対して安全上の理由から延期を求めたものの、試合当日の警官増員で安全が確保されたとして、リーグを運営するマレーシアン・フットボール・リーグ(MFL)はこれを拒否。それを受けてスランゴールFCは出場を辞退しました。この結果、MFLは公式サイト上でスンバンシー・カップの中止を発表していました。またこの試合は今季2024/25シーズンの開幕戦も兼ねており、ジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)は3−0での勝利と勝点3が与えられることも発表していました。

MFLの公式サイトでは、スンバンシー・カップは「中止」とされていたので、今季は記録に残らないのかと思っていましたが、「中止」の意味を間違えていたようで、リーグ戦の勝利だけでなく、スンバンシー・カップもJDTの勝利という扱いになっているようです。JDTは試合が予定されていた自身のホーム、スルタン・イブラヒム・スタジアムに選手が集まり、JDTとしては27個目の国内タイトルとなるスンバンシー・カップ「優勝」を祝ったという報道が出ています。

酸をかけられたファイサル・ハリムの皮膚移植手術後の経過は良好

5月5日に酸をかけられて以来、入院中の代表FWファイサル・ハリム(スランゴールFC)は、昨日(5月9日)の午後に3度目の手術となる皮膚同種移植手術を受けたことをマレーシアの通信社ブルナマが報じています。この記事によると、ファイサル選手の手術後の経過は順調で、既に病室内では歩き始めており、できるだけ早く帰宅したいとも話しているようです。

ファイサル選手を見舞ったスランゴールFC理事会のシャリル・モクター理事は、ファイサル選手はベルギーから輸入された皮膚を使用した皮膚同種移植手術を受け、3時間に及ぶ手術後は移植された皮膚に対して良好な反応を示しいると話しています。なお、今回の皮膚移植手術は腕と肋骨に行われ、新たな皮膚が生着するために十分な時間を取ったのち、更なる手術も予定されているということです。

また今後、医師の許可が得られれば現在、滞在している集中治療室(ICU)から、より重篤度が低い患者のための高度治療室(HDU)へ1週間ほどで移される可能性が高いとも話しています。

クダFCはユニフォームの胸スポンサーが未だ決まらず、プレシーズンユニ着用で今季初戦に臨む-開幕戦へ6時間かけてのバス移動は早くも資金不足の兆候?

本日、PDRM FCと対戦するクダ・ダルル・アマンFC(クダFC)は、開幕まで1ヶ月となるまで昨季の給料未払いが解決できず、あわや今季のスーパーリーグ出場停止か、という状況でしたが、なんとかそれも解決し、プレーシーズンマッチを行い、チームを仕上げてきました。しかし、いよいよ開幕という時点で今季ユニフォームの胸スポンサーから約束されていた資金提供を受けられなくなっているようです。

クダFCはクラブ公式SNSで声明を発表し、既に某企業から口頭で(!)ユニフォームの胸スポンサー契約のオファーを受けていたが、その企業が契約締結の最終段階で経営状況悪化に直面した結果、この企業とは胸スポンサー契約を結ばないことを選択したと説明ています。またクダFCは現在も新たな胸スポンサーを探しているということです。

この状況により、クダFCは今季のユニフォーサプライヤー、ALスポーツ社と協議し、胸スポンサーが確定するまでは今季のスーパーリーグで使用する公式ユニフォームを発表せず、少なくとも本日の第1節から数試合はプレシーズンで使用した特別ユニフォームをリーグ戦で着用することを発表しています。

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このニュースとは別ですが、クダFCはホームがあるマレー半島北部のクダ州から今日の試合があるスランゴール州までの450km近い距離を6時間かけてバスで移動してきたことも報じられています。クダFCは懸念したファンからの問いかけに対してクラブ公式SNSでこのバス移動について「フライトスケジュールの変更を避けるため」という意味不明な理由を挙げて説明しています。この長距離をバスで移動するのは国内トップリーグのクラブとしてはあまりにも選手の疲労を考えていないと思いますが、クラブSNSが本当のことを言っているのか、胸スポンサーが見つからないことでチームの財政に再び問題が発生しているのかは、もう少し見守る必要がありそうです。

国家サッカー選手育成プログラムの新たなTDにオーストラリア出身のオスカー・ゴンザレス氏就任

国家サッカー選手育成プログラム(NFPD)はマレーシアサッカー協会(MFL)と青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会(NSC)が共同で運営するプロサッカー選手育成のための国家プログラムですが、このNFPDの新たなテクニカル・ディレクター(TD)にオーストラリア出身のオスカー・フランシスコ・ゴンザレス氏が就任したと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

この記事によるとNSCはゴンザレス氏を国内トップのエリートアカデミー、モクタル・ダハリ・フットボール・アカデミー(AMD)のTDを務めるという決定を、ハンナ・ヨー青年スポーツ相が議長を務めた委員会で決定したと伝えています。

NSCによると、マレーシアサッカー協会(FAM)は昨年12月にNFDPのTDの候補者4名と面接を行った結果、オーストラリアサッカー協会のコーチ教育リーダーを務めてたゴンザレス氏の採用をFAMが提案し、NSCがこれに同意したと説明しています。

FAMはハミディン・アミン会長、S・シヴァスンダラム副会長、ノール・アズマン事務局長、スコット・オドネルTDらによる選定委員会が面談を行ったとしています。

AFCのプロコーチング・ディプロマを持つゴンザレス氏は、ニューサウスウェールズ州でエリート育成プログラムを20年以上にわたって手掛けた経験がある他、

彼はまた、中国1部の南通支雲足球倶楽部(ナントン・ジーユンFC)、ニューサウスウェールズ州サッカー協会、オーストラリア1部Aリーグのセントラル・コースト・マリナーズなどでも指導経験があるということです。

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