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マレーシアカップ
準々決勝ファーストレグ結果とハイライト映像(1)-ジョホールは快勝でACL川崎フロンターレ戦に向けて準備万端

FIFA国際マッチカレンダーも終わり、マレーシアでは今週末にかけてマレーシアカップ準々決勝ファーストレグが行われています。このブログでも何度か書いていますが、元は各州代表チームの対抗戦という形で始まったマレーシアサッカーの歴史を反映して、リーグ戦以上にマレーシア国内が盛り上がるのがこのマレーシアカップです。昨年はジョホール・ダルル・タジムが優勝していますが、マレーシアカップは2013年、2014年に優勝したパハンFA(現スリ・パハンFC)以来、連覇するチームが出ておらず、ジョホールが連覇するかどうかにも注目が集まっています。
(試合のハイライト映像はマレーシアンフットボールリーグMFLの公式YouTubeチャンネルより)

マレーシアカップ2023準々決勝ファーストレグ
2023年9月13日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 0-3 ジョホール・ダルル・タジム
⚽️ジョホール:アリフ・アイマン(20分)、ベルグソン・ダ・シルヴァ2(31分PK、90+1分)
🟨ヌグリスンビラン:ナスルラー・ハニフ
🟨ジョホール:アフィク・ファザイル、フアン・ムニス、ナズミ・ファイズ
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ

FIFA国際マッチカレンダー(FIFAデイズ)では、マレーシア代表に9名(!)が、またジョルディ・アマトがインドネシア代表に招集されるなど、多くの選手がチームを離れていたジョホールですが、この試合ではGKシーハン・ハズミや代表SBマシュー・デイヴィーズ、さらにジョルディ・アマトとアリフ・アイマンが先発XIに名を連ねる一方で、シリア戦でゴールを決めたアキヤ・ラシド、ラヴェル・コービン=オング、シャーミ・サファリはベンチスタート、さらにFIFAデイズ中にケガをしたシャルル・サアドの他、サファウィ・ラシドとエンドリック・ドス・サントスはベンチ外となっています。

試合開始からジョホールが圧倒する中、FIFAデイズでは目立った活躍ができず2試合とも途中交代となったアリフ選手がスーパーリーグでは相変わらずの無双ぶりを見せて、得意の右サイドから20分にゴールを決めてジョホールが先制します。さらに31分には、ヌグリスンビランDFナスルラー・ハニフがペナルティエリア内でベルグソン・ダ・シルヴァを倒し(映像では微妙でしたが)PKを与えてしまいます。ヌグリスンビランは正GKシーク・イズハンが前日9月12日にタイでマレーシアU23代表の試合に出場したため、この試合では今季4試合目の先発となったGKフィルダウス・イルマンが立ちはだかりますが、ベルグソン選手自身がこのPKを難なく蹴り込んでジョホールはリードを広げます。

後半に入ってもジョホール優位は変わらず、試合終了前にはベルグソン選手がヌグリスンビランのオフサイドトラップのミスをついて自身2点目となるゴールを決めるなど、現在のヌグリスンビラン相手では十分とも言える3点のアドバンテージをもって9月23日にホームのスルタン・イブラヒムスタジアムで予定されているセカンドレグに臨むことになりました。

FIFAデイズ前のスーパーリーグ第21節では、開幕からの20連勝がクダ・ダルル・アマンFCとの引き分けで止まったジョホールですが、代表選手複数名を欠く一方で、ベルグソン選手やヘベルチ・フェルナンデスら外国籍選手活躍による快勝で、来週9月19日のACL川崎フロンターレ戦に向けて弾みがつきました。

ジョホールの邦本宜裕選手は後半開始から出場し、試合終了までプレーしています。

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