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8月7日のニュース
マレーシアは来年1月のアジアカップ開幕前にオマーン、サウジアラビアと練習試合で対戦
協会会長-1ヶ月間出場停止処分中のファイサル・ハリムの9月の代表戦招集はキム・パンゴン監督に一任
マレーシアプレミアフットサルリーグ決勝ファーストレグ-パハンレンジャーズがジョホールに先勝

マレーシアは来年1月のアジアカップ開幕前にオマーン、サウジアラビアと練習試合で対戦

今年11月から始まるFIFAワールドカップ2026年大会アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027年大会予選では、マレーシアはD組に入りオマーン、キルギス、プレーオフの台湾対東ティモールの勝者と同組となっていますが、その内のオマーンと来年1月にも対戦するとマレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長が発表しています。

来年1月にはカタールでAFC選手権アジアカップ2023年大会が開催されますが、その直前にマレーシアはサウジアラビアとはカタールのドーハで練習試合を行い、オマーンとは敵地に乗り込んでの試合となるということです。

FIFAワールドカップ2026年大会アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027年大会予選では、マレーシアとオマーンの対戦は3月21日の第3節にオマーンで、またその5日後の3月26日の第4節にはマレーシアのホーム、ブキ・ジャリル国立競技場(クアラ・ルンプール)で対戦します。

なお来年1月のアジアカップ2023年大会では、マレーシアは韓国、ヨルダン、レバノンとE組に入っています。

協会会長-1ヶ月間出場停止処分中のファイサル・ハリムの9月の代表戦招集はキム・パンゴン監督に一任

マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長は、現在、マレーシアスーパーリーグ出場停止処分を受けているファイサル・ハリム(スランゴールFC)の9月の代表招集については、キム・パンゴン監督次第と述べるにとどまっています。

ファイサル選手は4月27日のFAカップ準決勝サバ戦後にメディアの取材に応えたコメントの内容がFAMの設ける規定に違反するものだとして1年間の観察処分付きで1か月の出場停止処分を科されています。この出場処分は7月25日から8月23日までとなっており、FAMはファイサル選手がチーム練習に参加することは許可するとしていますが、1ヶ月間実戦から離れるファイサル選手について、代表戦の出場について疑問の声にハミディン会長が直接応えています。

マレーシアは9月のFIFA国際マッチカレンダーで9月6日にシリアと、また9月9日には中国といずれも中国南西部にある四川省の州都、成都市で対戦します。

マレーシアプレミアフットサルリーグ決勝ファーストレグ-パハンレンジャーズがジョホールに先勝

国内フットサルリーグの頂点を決めるマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLの決勝ファーストレグが行われ、ヘラルド・カラス監督率いるパハンレンジャーズがセルヒオ・ジャムール・デ・ソーザの2ゴールなどで、今季新参入ながら決勝まで駒を進めたジョホール・ダルル・タジムを7-3で破っています。

ホームアンドアウェイ方式で行われる決勝のファーストレグはパハンレンジャーズのホーム、パハン州クアンタンのスクパ総合競技場で行われ、7分にPKを得たジョホールがアワルディン・マット・ナウィのゴールで先制したものの、その2分後にはハリス・ナイム・ナシルのゴールでパハンレンジャーズはすぐさま同点に追いつきます。さらに8分にはスフリ・シャミルのゴールでパハンレンジャーズがリードを奪いますが、16分にはジョホールがアブ・ハニファ・ハサンのゴールで再び同点に追いつきます。そして前半終了間際の18分にセルヒオ・ジャムール・デ・ソーザのゴールで3-2とパハンレンジャーズがリードを奪い返して前半が終了します。

下手なMリーグの試合より多い3,000人近いのホームサポーターの声援を受けたパハンレンジャーズが後半から一気にギアを上げました。3分にセルヒオ選手がこの試合2点目となるゴールを決めて、4-2とすると、ハリス・ナイム選手が28分、29分と立て続けにゴールを決めて自身のハットトリックを達成すると共に、パハンレンジャーズのリードを4点に広げます。

ジョホールは少しでも点差を詰めようと守勢に回ることなく攻め続けますが、逆にハリス・ナイム選手がジョホールのパワープレーからボールを奪うと、この試合4点目となるゴールを試合終了間際に決めて、パハンレンジャーズが決勝ファーストレグで勝利しています。なおセカンドレグは、8月14日(月)にジョホールのホーム、ジョホール州パシル・グダンのMBPG屋内スタジアムで行われます。

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2019年からマレーシアプレミアフットサルリーグと名称が変更されたこのリーグは、2021年と2022年シーズンは新型コロナの影響で中止に追い込まれており、今大会が実質3回目です。2019年と昨季2022年はスランゴールMACが連覇していましたが、今季2023年シーズンは、準決勝でそのスランゴールMACと対戦し1勝1分で退けて決勝に進出したパハンレンジャーズと、フットサル日本代表の平田ネト・アントニオ・マサノリ選手が在籍したスランゴールTOTとの準決勝を2連勝(ただし、平田選手は準決勝前に退団しスペイン移籍)で勝ち上がってきたジョホール・ダルル・タジムの決勝となっています。

2019年、2022年といずれも決勝でスランゴールMACに敗れて準優勝に終わっていたパハンレンジャーズが悲願の優勝を果たすのか、今季初参入ながら各チームからマレーシア代表をかき集めてチームを作ったジョホールが、サッカー同様マレーシア王者としての第一歩を踏み出すのか、興味深い決勝セカンドレグになりそうです。

マレーシアプレミアフットサルリーグMPFL2023決勝ファーストレグ
2023年8月5日@スクパ総合競技場屋内スタジアム(パハン州クアンタン)
観衆:2,900人
パハンレンジャーズ 7-2 ジョホール・ダルル・タジム

この試合のハイライト映像。balrz TVの公式YouTubeチャンネルより
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