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6月20日のニュース
U17代表はタイに敗れて2試合目でU17アジアカップ敗退決定
マレーシアカップ1回戦のカードが決定
サッカー協会会長-来年のアジアカップを多くのサポーターが現地観戦できるよう尽力することを約束

今日6月20日にはFIFAランキング138位のマレーシア代表はFIFA国際マッチカレンダーに開催される国際親善試合の2戦目となるパプアニューギニア代表戦をトレンガヌ州ゴン・バダのスルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアムで午後9時(マレーシア時間)から行います。6月16日にはシンガポールと対戦し2-2と引き分けたFIFAランキング159位のパプアニューギニアとは、これまでに4回対戦し、3勝1敗の記録が残っており、直近では2016年に対戦しており、その時は2-1で勝利しています。

U17代表はタイに敗れて2試合目でU17アジアカップ敗退決定

タイで開催中のAFC U17アジアカップに出場中のマレーシアU17代表はグループステージ第2節でタイU17代表と対戦し、0-3で敗れて2回戦進出を前に敗退が決まっています。

初戦のイエメンU17代表戦を0-4で落としていたマレーシアU17代表は、この日、BGパトゥム・ユナイテッドのホーム、パトゥム・ターニースタジアムで行われるタイ戦に勝ってグループステージ突破の可能性を残したいところでした。この試合では、マレーシアは粘ってタイの得点を防ぎ続けましたが、前半終了間際のロスタイムにタイのキャプテンPacharaphol Lekkunにゴールを許し、前半を0-1で折り返します。後半に入ると54分にはChanasorn Choklap、そしては78分にはChanothai Kongmengのゴールで0-3となり、そのまま試合は終了し、マレーシアは2試合連続無得点で敗れています。

この試合の前に行われたラオスU17代表対イエメンU17代表の試合は、イエメンが2-1でラオスを下してタイと勝点6で並んだもののの、得失差で首位をキープ、以下2位タイ、3位ラオス、そして4位マレーシアとなっています。マレーシアはグループステージ最終節の第3節となる6月21日に2敗同士のラオスと対戦します。

AFC U17アジアカップ2023
グループステージA組第2節
マレーシアU17 0-3 タイU17
⚽️タイ:Pacharaphol Lekkun(45+2分)、Chanasorn Choklap(54分)、Chanothai Kongmeng(78分)

グループステージA組順位表(第2節終了)

順位 チーム 得失差 勝点
1 イエメン 2 2 0 0 6 1 5 6
2 タイ 2 2 0 0 5 1 4 6
3 ラオス 2 0 0 2 2 4 -2 0
4 マレーシア 2 0 0 2 0 7 -7 0

マレーシアカップ1回戦のカードが決定

国内カップ戦の一つマレーシアカップは、1921年(大正10年)に第1回大会が開催された伝統ある大会で、今年の大会は第97回大会と日本の天皇杯と並ぶアジア最古のカップ戦です。マレーシアカップ(第1回当時はマラヤカップ)は各州の代表チームが対戦する形で始まった歴史もあり、日本で言えば高校野球の甲子園大会のような強度の誇りをかけた大会で、国内ではリーグ戦以上に盛り上がります。

このマレーシアカップは、昨季まではリーグ戦終了後に行われ、1部スーパーリーグの11位までと、2部プレミアリーグの5位までの合計16チームが参加する大会でしたが、スーパーリーグとプレミアリーグ合併など今季の大幅なリーグ改編により、開催時期が8月に前倒しとなり、さらに改編後のスーパーリーグが14チーム編成となったことで、3部リーグのM3リーグの上位2チームにも門戸が開かれることになりました。そしてこの新装なったマレーシアカップの1回戦組み合わせ抽選が、6月15日にオンラインで開催されました。

昨季2022年シーズンのマレーシアカップ決勝はジョホール・ダルル・タジムとスランゴールが対戦し、ジョホールが2−1で勝利しましたが、現在リーグ首位のジョホールと2位のスランゴールは抽選の結果、それぞれ別の山となり、この両チームが顔を合わせるとすれば再び決勝戦となります。

連覇を目指すジョホールのベスト16での相手は、現在リーグ最下位のクランタンに決まっています。この試合に勝つと、ベスト8では同13位のクランタン・ユナイテッドと同9位のヌグリスンビランの勝者と対戦し、ベスト4では順当に行けば同3位のクダ・ダルル・アマンあるいは同5位のサバと顔を合わせることになりそうです。

一方のスランゴールは、リーグ戦では0−1で敗れているリーグ8位のPDRMがベスト16の相手で、この試合に勝てば、ベスト8では同7位のトレンガヌとM3リーグ1位チームの試合の勝者と、そしてベスト4ではスリ・パハン、ペナン、KLシティのいずれかとの対戦となりそうです。

マレーシアカップは1回戦から準決勝までは全てホームアンドアウェイ形式で開催され、8月に予定されている1回戦から12月に予定されている決勝までおよそ4ヶ月間続きます。

<マレーシアカップ1回戦組み合わせ>
ジョホール・ダルル・タジム対クランタン
スランゴール対PDRM
スリ・パハン対M3リーグ2位チーム
クダ・ダルル・アマン対ペラ
サバ対クチンシティ
KLシティ対ペナン
トレンガヌ対M3リーグ1位チーム
ヌグリスンビラン対クランタン・ユナイテッド

協会会長-来年のアジアカップを多くのサポーターが現地観戦できるよう尽力することを約束

来年1月にカタールで開催されるAFCアジアカップ2023年大会に出場するマレーシアは、2007年にタイ、ベトナム、インドネシアとの共同開催の際には開催国枠でのアジアカップ出場はあるものの、予選突破による出場となると1980年のクウェート大会以来43年ぶりとな李ます。この大会についてマレーシアサッカー協会FAMは、できるだけ多くのサポーターが現地観戦できるよう、内外の関係機関と協議を行う予定があると英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

先日開かれた、およそ150人のサポーターと2時間を超える質疑応答の際に、マレーシア代表のサポーターグループ「ウルトラス・マラヤ」の代表者から、現地での応援について航空券、試合のチケット入手、そして宿泊手配について問われたFAMのハミディン・アミン会長は、在カタールのマレーシア大使に既に連絡を入れて、これらの試合に向けてサポーターの宿泊手配の支援を求めたことを明らかにした他、現地までの移動については、観戦希望のサポーターの数にもよるとしながらも、代表の公式スポンサーの一つであるマレーシア航空とチャーター便の手配について協議したいと話しています。

「マレーシア、カタール間の往復航空券は通常は4500リンギから5000リンギ(およそ14万円から15万円)するが、これを少しでも下げられるようにしたい。またカタールにはマレーシア企業所有の宿泊施設もあり、適切な価格を提供してもらえるよう交渉する予定である。試合のチケットの入手と適切な費用が提供されれば、多くのサポーターがカタールまで応援に来てくれることを期待している。」とハミディン会長は話しています。

アジアカップではグループステージE組に入ったマレーシアは1月15日のヨルダン戦を皮切りに、バーレーン戦(1月20日)、韓国戦(1月25日)と対戦します。

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