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山本大貴は結果で存在証明。最終節での涙のゴールを忘れない【惜別コラム】

「ゴール、決めてくれ! 山本大貴」――。トランペットとともに鳴り響くチャントに、結果で応え続けた。

J1とJ2を渡り歩いたストライカーは昨季、トライアウトを経てファジアーノ岡山から加入。実績もさることながら、ライバルの松本山雅FCで3年半プレーしていたこともあり、大いに話題を呼んだ。ケガの影響で開幕戦には間に合わなかったが、移籍後初出場となった第6節・Y.S.C.C.横浜戦でいきなり決勝点を演出する。

第33節・FC今治戦でハットトリックを達成。本人いわく「学生時代も公式戦ではなかった気がする。初めてかもしれない」。プロ入り後初の複数得点となり、通算9得点でチーム得点王にも輝いた。

今季も開幕から定位置はつかめずとも、コンスタントに出番を得る。印象的だったのは第10節・松本戦。ホームでの信州ダービーに後半から出場し、杉井颯の折り返しをダイレクトで沈める。Jリーグでのダービー初勝利に導く古巣弾だった。

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