長野県フットボールマガジン『Nマガ』

松本国際は全国2回戦から登場。未定の鹿児島県代表との初戦へ

第102回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が11月20日に行われ、長野県代表・松本国際は2回戦からの登場が決定。12月31日(日)にニッパツ三ツ沢球技場で、鹿児島県代表との初戦を迎える。

鹿児島県大会の決勝は、12月16日(土)に開催。現在はベスト4まで進んでおり、神村学園、出水中央、鹿児島実業、鹿児島城西の4校が残っている。いずれも強豪校であることに変わりはないが、長野県勢として4大会ぶり、松本国際として2大会ぶりの初戦突破を目指して戦う。

以下に勝沢勝監督と鈴木侑斗キャプテンのコメントを掲載する。

 

■勝沢 勝監督

――初戦の対戦相手が鹿児島県代表に決まりました。

どこが来ても強いと思います。去年は(初戦の)米子北にターゲットを絞って強化してきました。いまは自分たちのベースを上げていかないといけないです。(県大会は)守備を中心に無失点で優勝できましたけど、フィニッシュのところ。そんなに多くのチャンスが出てこない可能性もあります。決めるべきところを決められるように、高めていけないといけないです。サッカーのゲームは点を取ることが目的なので、どこが対戦相手だろうが、我々の良さの中で高めていきたいと思います。

九州勢とは6回目にして初対戦です。よく走って力強いイメージがあって、なおかつ技術的にも高い。点を取るために、チーム力をさらに上げるところを明確にしてやりたいです。守って終わりたくはないと思っています。

――チーム力を高める意味では、県大会に出場していなかった選手も加わってくるかと思います。

いまは新人戦をやっていますけど、1、2年生を(Aチームに)数人上げるつもりでいます。3年生とここからもう一回競争になります。ベースになってくるのは(県大会)準決勝、決勝の戦い方。我々の良さ、成長してきた部分が出ていたと思います。そこにどう加えていくか。出ていた選手たちに「当たり前に出られる」と思われたら困るので、競争の中でやっていきたいです。

――全国での目標を聞かせてください。

(全国初戦で)2連敗しているので、まずはそこを止めて1勝したいです。一試合ずつ戦っていきます。

 

■鈴木 侑斗

――鹿児島県代表を引き当てた際の気持ちはいかがでしたか?

代表が決まっていなくて、対策はしづらいと思いました。まずは自分たちにベクトルを向けてやることが大事だと、再確認できました。

――勝沢勝監督の「か」を選んだのでしょうか?

そうです(笑)。(鈴木の「す」も残っていたが)そこは監督の名前を借りようと思いました。

――長野県代表に決まってから、どのように過ごしてきましたか?

県大会で苦しい戦いが続いて、緊迫した雰囲気がチームとして続いていました。一旦そこはリフレッシュして、再スタートを切ろうと個人で調整しているところです。

――これからチーム練習がまた始まっていくかと思います。改善していきたい部分はありますか?

まずはベースの部分。ハードワークのところだったりパス&ゴーを高めるとともに、決勝で課題に挙がったフィニッシュの精度を上げていきたいです。

――鹿児島県代表は、どこが相手になっても攻撃力が高いように思います。

県大会で見せたように、前線からのハードワークと、後ろが連動していく守備。チームで狙いを持ってボールを奪ってから、ゴールに向かっていけたらと思います。

――松本国際としては2大会連続で初戦敗退となっています。

自分たちは去年の初戦敗退を目の前で見ています。先輩たちを絶対に超えるという目標でスタートして、やっと挑戦できる立場にいます。絶対に勝ちたいと思っています。

――全国での目標を聞かせてください。

僕たちは先輩超えという目標で始まっています。先輩たちは2回戦で負けていることが多いので、自分たちは勝って3回戦に駒を進めたいです。自分たちが学校の歴史を変えられたらと思います。

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