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髙木采配ズバリの大逆転劇。交代とシステム変更が功を奏する【J3第34節・讃岐戦/マッチレビュー】

カマタマーレ讃岐 2-3 AC長野パルセイロ

 

“うどんより蕎麦”だ。通算7勝2分と好相性の讃岐に対し、2点を先取されるも、3点を奪い返して大逆転。ジンクスは終わることを知らなかった。髙木パルセイロにとって、初の連勝。その背景には、指揮官の的確な采配と、それに呼応する選手の努力があった。

讃岐の曖昧さに苦戦。隙を突かれて2失点

今節の先発メンバー(左:長野、右:讃岐)

長野は前節と同じスタメン。リザーブには負傷離脱していた進昂平が24試合ぶりに名を連ねる。一方の讃岐も、前節から先発1人を入れ替えたが、大きく変わらぬ布陣で臨んできた。

讃岐は4-4-2が基本形だが、ボール保持時はボランチの長谷川隼が下りて3バックにもなる。可変システムという面では前節の沼津と同様だが、沼津ほどビルドアップを志向しているわけではない。むしろシンプルにロングボールを放り込むケースも多くある。

曖昧な戦い方をしてくる讃岐に対し、長野は前線からの守備がはまらない。後方も川西翔太の動き出しに引っ張られ、全体が間延びしてしまう。いくつかショートカウンターからチャンスもあったが、セットプレーでピンチを迎えるなど、ペースをつかめないまま推移していく。

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