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リスタートに用心しつつ、強みを出せるか。砂森に古巣戦勝利を【J3第34節・讃岐戦/マッチプレビュー】

カマタマーレ讃岐(15位)vs AC長野パルセイロ(14位)

 

前節を終えて、昇格の可能性が絶たれた。最終目標こそ失われたが、古巣対決を迎える森川は「どんな状況でも応援してくれる方がたくさんいる。その方々に良い試合、勝ち試合を見せるのがプロ」と声を大にする。

単なる消化試合ではない。現体制で戦えるのも残り5試合だ。今節の前日に誕生日を迎えた西村は「このチームは良い人ばかり。悔いなくやれるようにしたい」と思いを巡らせる。シーズン最終盤にして、やむなくチームを離れていた仲間も帰ってきたのだから、なおさら負けられない。

復帰した砂森の古巣戦。リスタートに警戒

前節は沼津に3-0と快勝し、5試合ぶりの白星を挙げた。終始ボールこそ握られたものの、シュート数は10対2と上回った。「スタッツ上では沼津の特徴通りになったところで、本当の意味での強みを出させなかった」と髙木理己監督は評する。沼津の特徴を踏まえれば、ボールを保持されるのは想定内。その中で相手の強みを消しつつ、自分たちの強みである前への姿勢を押し出して結果に表れた。

久々の勝利を経て、今週はさらに後押しするかのようなニュースが舞い込んだ。砂森和也の復帰だ。急性白血病の愛娘を看病すべく、6月から活動を休止。約5カ月の期間を経て、チームに戻ってきた。離脱中に十分なトレーニングを積めておらず、リハビリからスタートしている。残り試合での出場はコンディション次第だが、彼の存在自体がチームに活力を与えることだろう。

砂森和也

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