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改善見えた前半も、後半に失速。攻撃の覇気なく2連続完封負け【J3第32節・FC大阪戦/マッチレビュー】

AC長野パルセイロ 0-2 FC大阪

 

失意のダービー敗戦から1週間――。先にペースを握るも1点が遠く、2試合連続の完封負けに終わった。これで奈良も含め、昇格組に4戦全敗。屈辱的な結果である。

すべてが悪かったわけではないが、そう捉えられるのも致し方ないだろう。選手や監督の口から聞かれたのは、『姿勢』という2文字だ。技術や戦術以前に、見せなければいけないものがある。そう痛感させられる試合だった。

押し込んだ前半。ベテランが落ち着かせる

今節の先発メンバー(左:長野、右:FC大阪)

長野は前節・松本戦から先発4人を入れ替えた。1トップの近藤貴司がケガから先発復帰。ダブルボランチに加藤弘堅と宮阪政樹の最年長コンビを据え、最終ラインにはキャプテンの秋山拓也が名を連ねる。一方のFC大阪は、舘野俊祐が出場停止から復帰した。

「FC大阪のストロングを出させないために、敵陣の時間を増やしていく狙いで加藤とバズ(宮阪)を使った」と髙木理己監督。その思惑通り、経験ある2人が中盤で落ち着きをもたらす。相手を敵陣に押し込み、ロングフィードに対しては3バックがアラートに跳ね返す。セカンドボールの争いも制し、ビルドアップやショートカウンターに繋げる好循環を生んだ。

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