2023.10.16

ダービーの空気に呑まれ“完敗”。思うようにボールが繋がらず【J3第31節・松本戦／マッチレビュー】

2023年10月16日 7時00分　
カテゴリ：パルセイロ • レビュー
タグ : AC長野パルセイロ • 松本山雅FC

明治安田生命J3リーグ第31節
2023年10月15日（日）13:00KO
サンプロアルウィン

松本山雅FC 1-0 AC長野パルセイロ

スコアこそ0-1だったが、その差はあまりにも大きかった。今季の公式戦で3度目となる信州ダービー。ここまで2勝と突き放していたものの、最終戦で“完敗”を喫した。

スタジアムの圧に押され、パスミスが散見

今節の先発メンバー（左：長野、右：松本）

長野は古巣対決となる大野佑哉が4試合ぶり先発復帰。佐藤祐太をケガで欠くシャドーには、森川裕基を据える。対する松本は、好調の山口一真が加入後初先発。元長野の山本龍平と左サイドでタッグを組んだ。

序盤から球際で激しい争いを繰り広げられる。ファーストシュートは松本。4分、左サイドでのスローインから小松蓮が起点を作り、最後は菊井悠介がシュートを放った。松本の得点源である2人が絡んでフィニッシュ。それに加え、攻撃のアクセントとなったのが初先発の山口だ。大卒で鹿島入りした才能が、左サイドで技術とセンスを振るう。クオリティの高い前線が長野陣内に襲いかかった。

一方の長野も同サイドから反撃。13分、ビルドアップでボールを失うも、こぼれ球を拾った西村恭史がクサビを刺す。森川が収めて右サイドに展開し、音泉翔眞がドリブルからチームのファーストシュートを放った。