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木島平村を拠点とした2週間。ホームタウンとの繋がり深まる【パル女通信・号外】※無料

練習拠点である千曲川リバーフロントスポーツガーデンから1時間。“自然劇場”と謳われる木島平村で、WEリーグカップ最終節に向けて準備を進めている。

AC長野パルセイロ・レディースは地域貢献の一環として、先週から木島平ジュニアサッカー場でトレーニングを実施。山々に囲まれた平穏なピッチで、気持ち新たにボールを追いかけている。同村にスノーボード目的で訪れたこともある奥津礼菜は「リバーフロントでやるときと比べて、良い意味で『しーん』としている(笑)。自然を感じられるし、気候的にもやりやすい」と話す。

奥津礼菜

9月26日のトレーニング前には、日䑓正博村長から木島平米の贈呈が行われた。同氏は「もともとクラブと協力体制をとってきたが、コロナ禍で薄れてしまったので、改めて復活できればと思っていた。村の方々が応援に行くこともそうだし、ここで練習してもらったり、子どもたちにサッカーを指導してもらえたら」と先を見据える。

木島平村は東京都調布市と姉妹都市盟約を結んでいる。AC長野パルセイロのホームタウンであるだけでなく、調布市を拠点とするFC東京との関係性も深い。こうして天然芝のグラウンドを備えていることもあり、サッカー熱を帯びている。

「長野県という看板を背負っている以上、地元の皆さまはパルセイロを応援するし、勝てば嬉しくなる。トップチームはこの間の試合(前節・富山戦)で勝ったので、また勢いに乗ってもらえれば」。そう日䑓村長はエールを送る。

トップチームが10月8日(日)に行うホームゲームは、千曲市・佐久市・木島平村・中野市のホームタウンデーとなる。同市村の在住者は無料招待。レディースチームも含め、地域の後押しを結果に繋げたいところだ。

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