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眠れる獅子、覚醒のハット。急造3バックも集中を切らさず【J3第28節・富山戦/マッチレビュー】

AC長野パルセイロ 3-1 カターレ富山

 

昇格争いのライバル撃破、新体制ホーム初勝利、眠れる獅子の覚醒――。大きな意味を持つ勝ち点3だった。昇格圏内との勝ち点差は9。崖っぷちであることに変わりはないが、ニューヒーローが現れたことも踏まえれば、逆転昇格の可能性も大いに感じられた。

開始早々の先制を機に、敵陣へ畳みかける

今節の先発メンバー(左:長野、右:富山)

今節は“急造3バック”を強いられた。前節・今治戦で退場した大野佑哉の出場停止に加え、同試合でケガを負った高橋耕平もメンバー外。3バックは左から杉井颯、池ヶ谷颯斗、そしてウイングバックを本職とする船橋勇真が並ぶ。一方の富山は、古巣対決となる坪川潤之が3試合ぶりの先発復帰となった。

試合はいきなり動く。4分、右サイドでのスローインから音泉翔眞が安光将作と入れ替わる。そのままクロスを送ると、山中麗央、三田尚希、森川裕基の3人が反応。ファーサイドに流れ、森川が体勢を崩しながら詰めると、最後は山中が押し込んだ。前節・今治戦は立ち上がりと前半終了間際に隙を突かれて2失点したが、今節は逆に隙を突く形で先制した。

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