攻守に躍動して5季ぶり開幕勝利。新戦力の橋野司らも台頭示す
ボアルース長野は6月11日、F2リーグ第1節をホーム・ことぶきアリーナ千曲で迎え、リガーレヴィア葛飾に4-2と勝利した。
第1ピリオドの5分、昨季は苦手としていたポゼッションから、米村尚也がミドルシュートを沈めて先制する。その後は判定にフラストレーションを溜めるシーンも見られ、やや勢いを失ったが、柄沢健・前監督から継承した「泥臭く群れになって戦う」守備が機能。プレスを剥がされても素早くリカバリーし、ゴール前では体を投げ出す。
1-0で迎えた第2ピリオドは、開始から攻勢に出る。23分にキックインの流れから、米村のシュート性のクロスを中村亮太が押し込む。さらに直後の24分、ゴレイロ・橋野司のスローインから田中智基と中村亮太がワンツーで崩し、田中が仕留めて3点をリード。その後に2点を返されたが、橋野が第2PKを止めるなどして、チーム全員でリードを守り抜く。そして39分、橋野のパワープレー返しでダメ押し弾。4-2で試合を終え、5シーズンぶりの開幕戦勝利を挙げた。
昨季の課題だったポゼッションとパワープレーの守備を改善した上で、粘り強い守備を継続。ゴール前で幾度となく体を投げ出し、会場を沸かせた。新加入の橋野、三笠貴史、籔内涼也も攻守に存在感を示すなど、多くの好材料を得て次節に向かう。
以下、選手と監督のコメントを掲載する。
■山蔦 一弘監督
――まずは試合の総括をお願いします。
開幕戦ということもあって、相手の情報もなかなかない中での戦いでした。自分たちにフォーカスして、自分たちのやるべきことを選手たちに伝えた中で、選手たちがしっかり自分たちの責任を果たしてくれて、なんとか勝利することができました。
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