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AFCカップ2023/24
東南アジアゾーンH組第3節-サバは敗れて2位転落

AFCカップ2023/24東南アジアゾーンのグループステージ第3節が行われ、サバFC(2022年シーズン3位)は、ベトナムリーグ2022年2位のハイフォンFCと対戦し、2-3で敗れて連勝が2で止まり、勝点6で並んだハイフォンFCを得失差で上回っているものの直接対決に敗れたため2位に転落しています。

AFCカップ2023/24 H組第3節-サバは追い上げが及ばず敵地で敗戦

1995年のアジアカップウィナーズカップ(当時)以来28年ぶりにアジアの舞台に立ったサバは、今季のAFCカップでは第1節ではホウガン・ユナイテッド(シンガポール)に3-1、第2節ではPSMマカッサル(インドネシア)に5-0と2連勝中。ここまで1勝1敗のハイフォンFC戦に勝利すれば、ノックアウトステージ進出が近づきます。前述のカップウィナーズカップではベトナムのアンザンFC(当時、現在のフンブオン・アンザン)に敗れており、この試合はいわばそのリベンジでもあります。なお、この試合のサバの先発XIは以下の通り。大勝したPSMマカッサル戦からはミゲル・シフエンテスに代わりテルモ・カスタンヘイラが入り、ケガ人もなくベストメンバーです。

しかし試合は試合前の会見ではケガにより主力数名を欠いているとチュー・ディン・ギエム監督が話していたホームのハイフォンが開始直後からサバを圧倒。そして14分には、それまでもサバゴール前に危険なクロスを上げていたグエン・フー・ソンが左サイドから低いクロスを上げると、このボールは誰も触れることなくそのままゴールインし、ハイフォンがリードを奪います。さらにその4分後にはダム・ティエン・ズンがペナルティエリアの外から左足を振り抜いて放ったシュートにサバGKダミエン・リムは反応できず、ハイフォンが早々と2-0とリードを広げます。

前半をハイフォンのリードで折り返すと、後半の71分には右サイドのダレン・ロックからのクロスをラモン・マチャドが体制を崩しながらも頭で合わせてゴールを決め、サバは1点差に詰め寄りますが、その1分後にはサバのペナルティエリア内でフリーとなったダム・ティエン・ズンがこの試合2点目となるゴールを難なく決めて、ハイフォンは再びリードを広げます。

80分には、今季国内リーグではゴールを挙げていないゲリー・スティーヴン・ロバトがハイフォンGKが全く反応できない目の覚めるようなミドルシュートを決めて再び1点差に迫るものの、サバの反撃はここまで。前半の失点に泣いたサバがH¥組首位を陥落しています。なお11月9日の第4節では同一カードがサバのホーム、リカススタジアムで予定されています。

AFCカップ2023/24 グループステージH組第3節
2023年10月25日@ラックチャイスタジアム(ハイフォン、ベトナム)
ハイフォンFC 3-2 サバFC
⚽️ハイフォン:グエン・フー・ソン(14分)、ダム・ティエン・ズン2(18分、72分)
⚽️サバ:ラモン・マチャド(71分)、ゲリー・スティーヴン・ロバト(80分)
🟨ハイフォン(2):ルオン・ホアン・ナム、ビク・ビサンテ
🟨サバ(1):スチュアート・ウィルキン

(試合のハイライト映像はアストロ・アリーナの公式YouTubeチャンネルより)

H組のもう1試合は、日本人選手所属チーム同士の対戦となり、ここまで連敗中だったPSMマカッサルがホウガン・ユナイテッドに快勝。こちらも勝点3で並びましたが、直接対決を制したPSMマカッサルが3位、ホウガン・ユナイテッドが4位となっています。’

ACLカップ2023/24 グループステージH組第3節
2023年10月25日@カプテン・イ・ワヤン・ディプタ・スタジアム(バリ、インドネシア)
PSMマカッサル 3-1 ホウガン・ユナイテッドFC
⚽️マカッサル:サフルディン・タハール(22分)、ユラン・フェルナンデス(29分)、アディルソン・シルヴァ(55分)
⚽️ホウガン:ジョルジェ・マクシモビッチ(78分PK)
🟨マカッサル(0)
🟨ホウガン(2):アブディル・カイーム・ムタリブ、ナズル・ナザリ、栗山直樹
PSMマカッサルの南部健造選手は60分から出場しています。
ホウガン・ユナイテッドの髙山和真、栗山直樹両選手はいずれも先発してフル出場しています。

ACL2023/24 グループステージH組順位(第3節終了)

順位 チーム 勝点
1 ハイフォン 3 2 0 1 7 4 3 6
2 サバ 3 2 0 0 10 4 6 6
3 PSMマカッサル 3 1 0 3 3 9 -6 3
4 ホウガン・ユナイテッド 3 1 0 2 4 7 -3 3
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