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10月17日のニュース
ムルデカ大会-いよいよ本日が決勝戦
ムルデカ大会-タジキスタン代表監督は「公平な」判定を期待

ムルデカ大会-いよいよ本日が決勝戦

10月13日の試合でインド代表を4-2で破ったマレーシア代表は、本日10月17日にタジキスタン代表とのムルデカ大会決勝に臨みます。FIFAランキング102位のインドを破ったことで、9月のFIFA国際マッチカレンダーでシリア代表(同93位)、中国代表(同80位)の両チームと引き分けに続き、3試合連続で格上相手に連続無敗記録を更新した同134位のマレーシア代表は、格上相手の無敗記録更新をかけて同110位のタジキスタン代表に挑みます。.

マレーシア代表とタジキスタン代表は直近では、昨年2022年9月にタイのチェンマイで行われたキングズカップで対戦しています。このときはタイ代表との試合を1−1の後のPK戦で勝ち上がったマレーシア代表と、トリニダード・トバゴ代表を2-1で破ったタジキスタン代表が決勝で対戦し、0-0で決着がつかなかった試合はPK戦0-3でマレーシアが敗れています。

マレーシアにとってはその試合のリベンジマッチとも言える本日の決勝ですが、このブログでも取り上げた通り、試合会場となるブキ・ジャリル国立競技場のピッチは13日のインド代表戦では新たに張り替えた高麗芝のゼオン・ゾイシアが十分に根付いておらず、ピッチのあちこちで芝が捲れたり、表面が剥がれたりしており、どのようなサッカーが展開されるのかはピッチの改善状況次第となりそうです。

ムルデカ大会-タジキスタン代表監督は「公平な」判定を期待

ムルデカ大会決勝を前に試合前の記者会見が行われ、その席上でタジキスタン代表のペタル・セグルト監督は審判に公平な判定を期待したいと述べています。

アジアではアフガニスタン、モルディブなどの代表監督を歴任した後、昨年2022年1月にタジキスタン代表監督に就任したクロアチア出身のセグルト監督は、ブキ・ジャリル国立競技場のピッチ状態が悪いことから、主審にはPKを容易に与えないことを期待したいと話しています。「インド代表は素晴らしいプレーをしたが、マレーシア代表は主審の判定とピッチの状態が良い方向に作用した。我々の試合では主審には正しい判定を求めたい。」と述べたセグルト監督は、同じクロアチア出身のイゴール・シュティマツ インド代表監督からは、ブキ・ジャリル国立競技場のピッチは長い距離を走れる状況ではないと聞いてるとしながらも、実際にピッチの状況を自身で見てから戦術を考えたいとしています。

また今回のタジキスタン代表は昨年のキングズカップ決勝でマレーシア代表と対戦したメンバーからは15名の主力選手が帯同しておらず、最年少は16歳のセンターバックDilovari Jamshedzodaを含む平均年齢21.2歳と若いチームであることも明らかにしたセグルト監督は「メンバーだけを見ればマレーシア代表が有利であり、ホームのサポーターの声援も大きな力になり、我々を破る良い機会になるはずだ。」と挑発的に話すとともに、この決勝戦を現在はがんの治療を受けているキャプテンのマヌチェフル・ジャリロフに捧げたいとも述べています。

今回のムルデカ大会では、タジキスタン代表は対戦予定だったパレスチナ代表がイスラエルとの戦闘が始まったことで大会直前に出場辞退したことで、不戦勝となり決勝に進出しています。

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同じ記者会見に同席したマレーシア代表のキム・パンゴン監督は主力選手が帯同していないことなどを述べたタジキスタン代表のセグルト監督に対して、試合前から負けた際の言い訳をしているようだと一笑に付すとともに、マレーシア代表はベストメンバーで臨むだけでなく、選手一人一人を信用して起用し、代表サポーターに勝利を届けたいと決意を表しています。

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