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9月4日のニュース
AFC U23アジアカップ予選出場のマレーシアU23代表メンバー決定
MFL導入のVARは移動式VOR採用で試合ごとにスタジアム外に設置
インドネシア1部リーグ第11節-代表候補エルドストールはデワ・ユナイテッドで先発、ホダック監督のプルシブ・バンドンは引き分け

先週末は代表合宿やU23代表合宿が行われており、スーパーリーグは試合がない静かな週末でした。リーグの試合がないチームの中にはスランゴールFCやPDRM FCのように隣国インドネシアに対戦機会を求めて遠征するチームもあります。インドネシア1部リガ1 は既に開幕していますが、2部リガ2は今月10日開幕のため相手チームにとってもプレシーズン最後の調整として良い機会なのかもしれません。

現在スーパーリーグ2位のスランゴールFCはスマトラ島北端のアチェ州バンダ・アチェでリガ2のプルシラジャ・バンダ・アチェと対戦しています。元スランゴールでクダでもプレーしたアンディク・ベルマンサや、日本人の鷹取新選手が所属するプルシラジャを相手に18歳のアブドル・ラーマン・ダウドやファイサル・ハリムのゴールなどで3-0で勝利しています。またリーグ8位のPDRM FCもバンダ・アチェに遠征してプルシラジャと対戦していますが、こちらは前半は鷹取選手のヘディングシュートで0-1とリードされ、後半にも3失点して0-4で敗れています。

AFC U23アジアカップ予選出場のマレーシアU23代表メンバー決定

マレーシアサッカー協会は、明後日9月6日にタイのチョンブーで開幕するAFC U23アジアカップ予選に出場するU23代表最終メンバー23名を公式サイトで発表しています。なおU23代表は、本日9月4日にタイへ出発します。

8月30日から始まっていたU23代表候補合宿に参加していた25名からは、いずれもクダ・ダルル・アマンFCのDF、ハリズ・マンソル、とアズリン・アフィクが外れています。

今回の予選でH組に入っているマレーシアは、9月6日にはバングラデシュ、9月9日にはフィリピン、そして9月12日には先月の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権の3位決定戦で対戦し敗れたタイと対戦します。なお試合は全てチョンブリースタジアムで開催されます。

AFC U23アジアカップ予選出場のU23代表メンバー

P 氏名 年齢 所属
GK *ラーディアズリ・ラハリム 22 TRE
*アジム・アル=アミン 22 KLC
シーク・イズハン 21 NSE
DF ハリス・ハイカル 21 SEL
ジクリ・カリリ 21 SEL
*V・ルヴェンティラン 22 SEL
*ウマル・ハキーム 21 JDT II
*ウバイドラー・シャムスル 20 TRE
アザム・アズミ 22 TRE
サフワン・マズラン 21 TRE
*M・ラケシュ 22 KEL
MF ムカイリ・アジマル 22 SEL
*シャヒル・バシャー 22 SEL
*ナジムディン・アクマル 20 JDT II
*ファーガス・ティアニー 20 JDT II
T・サラヴァナン 22 KLC
*サイフル・ジャマルディン 22 SRP
ノーア・レイン 21 SJK
FW *アリフ・イズワン・ユスラン 19 SEL
ハキミ・アジム 20 KLC
*アイマン・アフィフ 22 KDA
*アリフ・イクマルリザル・アヌアル 21 PEN
ルクマン・ハキム 21 UMF
チーム名:JDT-ジョホール・ダルル・タジム、TRE-トレンガヌFC、NSE-ヌグリスンビランFC、SEL-スランゴールFC、KLC-KLシティFC、SRP-スリ・パハンFC、KDA-クダ・ダルル・アマンFC、PEN-ペナンFC、KEL-クランタンFC、 UMF-UMFニャルズビークFC(アイスランド2部)、SJK-セイナヨエン・ヤルカパッロケルホ(フィンランド1部)

MFL導入のVARは移動式VOR採用で試合ごとにスタジアム外に設置

スーパーリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは来季からビデオ・アシスタント・レフリーVARの導入を検討していますが、VARが試合をモニタリングする部屋であるビデオ・オペレーション・ルームVORについて、これを車両掲載の移動式として試合ごとにスタジアム外に設置するようだと、英字紙スターが報じています。VORとは、VAR、VARをサポートするアシスタント・ビデオ・アシスタント・レフリーAVAR、VARの要求に応じて最適な映像をスロー再生やコマ送り再生をしてるジャッジのサポートをするリプレー・オペレーターROが複数のモニターの映像をチェックする部屋のことです。

MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、スーパーリーグの試合会場がマレーシア国内各地にあることから、中央集中式ではなく移動式がより実践的であると話しています。「スタジアム内にVORを設置する場合、例えばスタジアムが満員になれば、スタジアム内でのインターネット接続速度に遅れが出るなど問題が起こることが考えられることから、車両に掲載した移動式を採用し、試合ごとにスタジアム外にVORを設置することを決定した。」と説明したスチュアートCEOは、初年度は機材導入などにより870万リンギ(およそ2億7,000万円)、その後は毎年300万リンギ(およそ9,400万円)となるVARの費用はMFLが全て負担することも明らかにしています。

インドネシア1部リーグ第11節-代表候補エルドストールはデワ・ユナイテッドで先発、ホダック監督のプルシブ・バンドンは引き分け

9月1日から3日にかけてインドネシア1部リーグの第11節が開催され、前節第10節でデワ・ユナイテッド加入後初先発を果たしたマレーシア代表候補のDFのジュニオール・エルドストルは今節も先発しています。またマレーシアスーパーリーグのKLシティFC監督から、7月にプルシブ・バンドン監督に転身したボヤン・ホダック監督は前節まで2勝利から、今節は引き分けています。
なおインドネシア1部リーグのリガ1は、FIFA国際マッチカレンダーにより中断し、第12節は9月15日より再開します。

インドネシア1部 第11節
2023年9月2日@スタディオン・パトリオット・チャンドラ・バガ(西ジャワ州ブカシ)
プルシジャ・ジャカルタ 1-1 プルシブ・バンドン
 この日の試合では両チームともにマレーシアスーパーリーグ経験者がゴールを挙げています。前節の勝利で今季初の2連勝となったプルジブは、松村亮選手が所属するプルシジャと対戦しました。プルシジャは、2017年にヌグリスンビランやマラッカでプレーしたマルコ・シミッチが14分に先制ゴールを決めてリードしましたが、プルシブも2021年にトレンガヌでプレーしたダビ・ダ・シルヴァが85分に同点ゴールを決めて追いつき、そのまま引き分けに終わっています。

この試合のハイライト映像。プルシブ・バンドンの公式YouTubeチャンネルより

インドネシア1部 第11節
2023年9月3日@スタディオン・ウィバワ・ムクティ(西ジャワ州ブカシ)
プルシカボ1973 1-1 デワ・ユナイテッド
 マレーシア代表候補DFジュニオール・エルドストールが所属するデワ・ユナイテッドは、山崎海秀選手が所属するプルシカボ1973と対戦し、アフマド・ヌフィアンダニのロスタイムのゴールで引き分けています。なおエルドストール選手は2試合連続で先発し、83分に交代しています。

この試合のハイライト映像。LIB TVのYouTubeチャンネルより

2023/24 インドネシア1部 リガ1順位表(第10節終了)

順位 チーム 勝点
1 マドゥーラU 11 7 2 2 21 13 8 23
2 バリト・プトラ 11 6 2 3 20 10 10 20
3 ボルネオFC 11 5 4 2 17 12 5 19
9 デワU 11 4 4 3 14 13 1 16
11 プルシブB 11 3 6 2 17 17 0 15
順位は上位3チームとデワ・ユナイテッド、プルジブ・バンドンのみ
チーム名:マドゥーラU-マドゥーラ・ユナイテッド、プトラS-プトラ・サマリンダ
デワU-デワ・ユナイテッド、プルシブB-プルシブ・バンドン
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