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8月19日のニュース
AFF U23選手権-ファーガス・ティアニーの2ゴールでインドネシアに逆転勝利
10月のムルデカ大会出場国がレバノンからタジキスタンに変更
マレーシアフットサル界に日本人ブーム到来?-樋口岳志選手がスランゴールMACに加入

AFF U23選手権-ファーガス・ティアニーの2ゴールでインドネシアに逆転勝利

タイのラヨーンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権のグループステージB組の第1節が行われ、マレーシアU23代表がインドネシアU23代表を2-1で破って好スタートを切っています。

マレーシアのE・エラヴァラサン監督はGKラーディアズリ・ラハリム(トレンガヌ)以下、DFがウマル・ハキーム(ジョホールU23)、V・ルヴェンティラン(スランゴール)、M・ラケシュ(クランタン)、MFがシャヒール・バシャー(スランゴール)、ウバイドラー・シャムスル・ファジリ(トレンガヌ)、ナジムディン・アクマル(ジョホールU23)、サイフル・ジャマルディン(スリ・パハン)、FWがアリフ・イズワン・ユズラン(スランゴール)、アイマン・アフィフ(クダ)、ハリス・アキフ(クランタン)を先発XIに指名しています。(下は両チームの先発XI)

試合は開始から両チームがせめぎ合う中、それまでもたびたびマレーシアゴールを脅かしていたラマダン・サナンタ(プルシス・ソロ)がペナルティエリアの外でボールを受けると、マレーシアDFサイフル・ジャマルディンをかわして先制ゴール!29分にインドネシアが先制します。その後も両チームは激しくぶつかり合いますが、前半はこの1点のみで、インドネシアがリードして前半を終了します。
後半開始とともにエラヴァラサン監督はファーガス・ティアニー(ジョホールU23)を投入すると、54分に相手ペナルティエリアで倒されたティアニー選手は獲得したPKを自分で蹴り込んで同点ゴールとなります。さらに62分にはティアニー選手が2点目となるゴールを決めてマレーシアが逆転し、その後は日本人の笠原寛貴主審が8分のロスタイムを与える中、インドネシアの猛攻を凌いで逃げ切っています

AFF U23選手権2023
グループステージB組 第1節
2023年8月19日@ラヨーン県立スタジアム
マレーシア 2-1 インドネシア
⚽️マレーシア:ファーガス・ティアニー2(54分PK、62分)
⚽️インドネシア:ラマダン・サナンタ(29分)

この試合のハイライト映像-AFFの公式YouTubeチャンネルより

グループステージB組順位表(第1節終了)

順位 チーム 勝点
1 マレーシア 1 1 0 0 2 1 1 3
2 インドネシア 1 0 0 1 1 2 -1 0
3 東ティモール 0 0 0 0 0 0 0 0

10月のムルデカ大会出場国がレバノンからタジキスタンに変更

マラヤ連邦(当時)が英国から独立を果たしたことを記念して1957年に第1回が開催されたムルデカ大会(ムルデカとはマレーシア語で「独立」)は、アジア最古の招待大会の一つです。近年はマレーシア代表の弱体化などもあり久しく開催されていませんでしたが、このムルデカ大会が今年10年ぶりに復活し、10月13日と17日の両日にわたって試合が行われますが、その出場国の一部が変更となったことをマレーシアサッカー協会FAMが発表しています。

11月から始まるFIFAワールドカップ2026年大会アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027年大会予選の前哨戦として、また来年1月開幕のAFCアジアカップ2023年大会への準備として10年ぶりに復活するムルデカ大会は、ホストで直近のFIFAランキング145位のマレーシアの他、同93位のパレスチナ、同100位のレバノン、同109位のインドの出場が発表されていましたが、レバノンに代わり同110位のタジキスタンが出場するということです。

レバノンサッカー協会から8月14日付で出場辞退の連絡を受けたことを説明したノー・アズマン・ラーマンFAM事務局長は、その理由としてレバノンとパレスチナが11月から始まるW杯予選で同組となっている上、今回のムルデカ大会ではこの両チームが対戦するカードが組まれていることを挙げていると説明しています。一部メディアでは、W杯アジア2次予選の組み合わせが決定した際に、このレバノンとパレスチナのどちらか、あるいは両方がムルデカ大会への参加を辞退するのでは、と心配する声が上がっていましたが、その心配が現実のものとなりました。この結果、初日となる10月13日はパレスチナ対タジキスタン、インド対マレーシアというカードになり、17日はこのカードの勝者同士で決勝が、また敗者同士で3位決定戦が行われます。

マレーシアフットサル界に日本人ブーム到来か-樋口岳志選手がスランゴールMACに加入

マレーシアプレミアフットサルリーグMPFLのスランゴールMACは、チームの公式SNSで樋口岳志選手の加入を発表しています。MPFLには今季途中まで日本代表の平田・ネト・アントニオ・マサノリ選手(現スペイン1部サンタコロマ)が同じスランゴール州に本拠地を持つスランゴールTOTユナイテッドに在籍しており、1シーズンに2人の日本人選手がMFPLにやってくるのは史上初です。

スランゴールMACは、今季のMPFLで22点を挙げてリーグ得点王となったアリ・エブラヒミ(イラン)が自国リーグでプレーするために退団しており、樋口選手はエブラヒミ選手退団で空いた外国籍選手枠に入る形になります。なお、樋口選手の背番号は13で、チーム公式SNSではすでに練習試合に出場する様子を見ることができます。

ちょうど1ヶ月ほど前に北海道新聞に掲載された樋口選手のプロフィールを引用させていただくと、北海道の旭川実業高では全国大会にも出場した樋口選手は、流通経済大に進学しています。同大1年在籍時に、フットサルU20日本代表監督の目にとまり代表選手に選ばれると、2017年にタイで行われたAFC U20フットサル選手権に出場しています。大学卒業後はFリーグ1部の「ボルクバレット北九州」に2年間所属しましたが、海外挑戦のために退団し。昨年2022年春にはスペインに渡り、練習生などを経て、同年12月、スペインリーグ2部の「アトレティコ・ベナベンテ」と契約、そして今年5月まで在籍していたということです。。

リーグ戦が終了したMPFLは、リーグ上位6チームとプレーオフを勝ち上がった2チームの計8チームが参加するマレーシアフットサルカップが今日から開幕します。樋口選手の所属するMPFLのB組2位のスランゴールMACは同4位のシャーアラム・シティと対戦し、勝ち上がればMPFL準優勝のジョホールと準決勝で対戦します。2019年、そして2年間の中断を挟んで2022年とMPFL2連覇を果たしたスランゴールMACは、今年からリーグに参加するジョホール・ダルル・タジムに主力を含め大量7名の選手が開幕前に移籍しており、今季はリーグ戦後のノックアウトステージで準決勝敗退となりました。

樋口選手の初戦となるシャーアラムシティ戦は本日、午後9時(マレーシア時間)にスランゴールMACの本拠地、パナソニック総合運動施設(スランゴール州シャーアラム)でキックオフです。樋口選手の初戦となるシャーアラムシティ戦は本日、午後9時(マレーシア時間)にスランゴールMACの本拠地、パナソニック総合運動施設(スランゴール州シャーアラム)でキックオフです。(以下はフットサルカップの対戦カード)

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