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5月5日のニュース
MFLと選手会が選手保護のための仕組み構築で合意
AFFフットサルクラブ選手権-パハン・レンジャーズが準決勝進出を決める
昨季パハンを実質クビになったギャメル氏がベトナムU22代表のコーチに

MFLと選手会が選手保護のための仕組み構築で合意

マレーシアスーパーリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLとマレーシアプロサッカー選手会PFAMは、プロサッカー選手を保護し、またプロサッカーチームの利益も守るための仕組みづくり構築に関する相互協力協定に署名したことを、マレー氏の通信社ブルナマが報じています。

MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、スーパーリーグクラブの運営や選手のキャリアップといった面を含めた国内プロリーグの質の向上につながるとし、PFAMとの協力を歓迎すると述べています。またPFAMのイズハン・イスマイルCEOは、PFAMはスーパーリーグの商業価値を維持することに協力する一方で、選手の権利が確実に守られるようMFLと協力体制を取ると述べています。

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毎年のように起こる国内リーグでの給料未払い問題ですが、被害にあった選手はPFAMを通じてマレーシアサッカー協会FAMに報告し、FAMの紛争調停委員会が審査を行なった上で、選手とチーム間での話し合いを仲介し、それでも問題が解決しない場合にはチームに処分を与える、というのが現行の仕組みで、これまではMFLはこの問題解決には直接関わることはありませんでした。この協力関係が構築されることで、給料未払い問題を起こすチームが減ることに期待したいです。

AFFフットサルクラブ選手権-パハン・レンジャーズが準決勝進出を決める

タイで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサルクラブ選手権に出場しているパハン・レンジャーズは、グループステージを1勝1敗の2位として準決勝進出を決めています。

グループステージA組に入ったパハン・レンジャーズは、初戦のホンイェン・タカム(タイ)戦では1-3と敗れたものの、2戦目となったヴィクトリア・ユニヴァーシティ・カレッジ(ミャンマー)戦は一時は4点あったリードを最後は4-3と迫られながらも勝利し、A組2位となり準決勝進出を決めています。

今日5月5日に予定されている準決勝では、B組1位のブラック・スチール・パプア(インドネシア)と決勝進出をかけて対戦します。

昨季パハンを実質クビになったギャメル氏がベトナムU22代表のコーチに

2021年シーズンにスーパーリーグのスリ・パハンの監督に就任した元アメリカ代表キャプテンのトーマス・ドゥーリー監督の元でコーチを務めていた、フランス出身のクリストファー・ギャメル コーチは、ドゥーリー監督が開幕からわずか2試合で「休養」となると同時に、スリ・パハンのU21チームのコーチへと配置転換されます。しかし翌2022年シーズンには、今度はスリ・パハンの監督に就任しますが、シーズン半ばで合意の上契約解除となりました。

そのギャメル氏が同じフランス人のフィリップ・トルシェ監督率いるベトナムU23代表とA代表のコーチを務めていると、サッカー専門サイトのヴォケットFCが伝えています。マレーシアは活躍できなかったギャメルコーチが指導するベトナムU22代表とマレーシアU22代表は、現在開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズのグループステージでは同組となっており、両チームは5月8日に対戦します。

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スリ・パハン監督時代には11試合で2勝しか挙げられず、シーズン途中で契約解除になったギャメルコーチですが、その当時に知ったマレーシア人選手の情報をトルシェ監督と共有していることでしょう。いや、大会3連覇を狙うベトナムにはそんな情報は不要かも知れませんが。

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