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U21大会のプレジデントカップが決勝戦開催

マレーシアサッカー協会FAMが主催する年代別大会には、U21チームが出場するプレジデントカップとU19チームが出場するユースカップがあります。過去2年間は新型コロナの影響により開催されなかった両大会は、今年3年ぶりに開催されています。

プレジデントカップには、Mリーグ1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグの18クラブとMリーグ3部のM3リーグに所属するプルリス・ユナイテッド(プルリス州)、そしてFAMが運営するエリートサッカーアカデミーのモクタル・ダハリアカデミーAMDのU17の合計20チームが出場し、一方のユースカップには、Mリーグクラブ19チームにAMDのU16の合計20チームが出場しています。
*ただし、給料未払い問題で新規選手獲得禁止処分を受けたペラは、Mリーグ2部プレミアリーグの試合に出場する選手をU21とU19チームから昇格させて登録したため、プレジデントカップとユースカップに出場する選手が不足し、今季の両大会への出場を辞退しています。またクランタンも選手不足を理由にユースカップ出場を辞退しています。この結果、プレジデントカップは19チーム、ユースカップは18チームで最終的に開催されています。)

両大会とも、出場チームが3つのグループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2チームと3位チームの内、成績上位の2チームがノックアウトステージとなる準決勝に進出、その後、準決勝、決勝と進む形式です。2月下旬に開幕した今季2022年大会は、ホームアンドアウェイ形式で開催される決勝戦の初戦が、プレジデントカップは8月21日に、ユースカップは8月19日にそれぞれ行われています。

プレジデントカップ決勝第1戦-JDT U21は終盤のゴールでパハンU21と初戦引き分け

今季のプレジデントカップのグループステージの最終順位は以下の通りです。(左からA組、B組、C組)

この結果、以下のように準々決勝、準決勝と進み、ジョホール・ダルル・タジムJDTのU21チーム、JDT IIIとスリ・パハンのU21チームが決勝に駒を進めています。Mリーグ1部スーパーリーグでは8連覇中のJDTですが、1985年から開催されているプレジデントカップでの優勝は2009年の1回のみ、一方のスリ・パハンは2002年、2014年に続き3度目の決勝進出で、悲願の初優勝を目指します。

2022年プレジデントカップ決勝第1試合
2022年8月21日(日)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT III 2-2 スリ・パハンU21
⚽️JDT III:シュクル・ファリズ・ジャヌリ(14分)、イスマ・ハムカ(89分)
⚽️スリ・パハンU21:ルクマン・ハキム・スケミ(20分)、ハスヌル・ザフリ(24分)

決勝第2戦は8月28日(日)にMPTスタジアム(パハン州てメルロー)で開催されますが、決勝ではアウェイゴールが適用されるため、第1戦を終えて、スリ・パハンがやや有利と言えそうです。

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