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アセアンU23選手権-16名のU23代表はラオスに敗れてグループステージ敗退

カンボジアのプノンペンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場中のマレーシアU23代表は、昨日行われたラオスU23代表との第2回戦に0-2で敗れ、2試合の通算スコアが1-4となり、グループステージ敗退が決まりました。

初戦を1-2で敗れていたマレーシアは、この第2回戦では2点差以上をつけての勝利が準決勝進出の条件でしたが、この日の朝に行われた新型コロナ検査で複数の陽性反応者が出たことから、ラオス戦出場可能なのは16名となる逆風の中、試合に臨みました。

先制点が欲しいマレーシアは試合開始から積極性を見せ、ボールを保持する時間はラオスに勝るものの、ペナルティエリア付近では肝心のパスがことごとく繋がらず、ゴールを奪えません。そんな中、前半終了間際の43分に、第1回戦でもゴールを決めているブウンファチャン・ブウンコンのフリーキックが決まり、ラオスが先制。そのまま1-0とラオスのリードで前半を終えます。後半に入ると、まずは同点に追いつきたいマレーシアですが、機会らしい機会も作れない中、逆に86分にはディフェンダーのミスコミュニケーションからさらに失点を許し万事休す。ラオスに2連敗したマレーシアはグループステージ敗退、ラオスは準決勝出場が決定しました。

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5月の東南アジア競技大会シーゲームズ(ベトナム)、そして6月のAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)、そして9月のアジア競技大会(中国)に向けたチームの底上げを目指して、マレーシアは今大会には昨年10月のAFC U23アジアカップ予選出場メンバー以外が中心のチーム編成で臨みました。昨年末のスズキカップに続いて、東南アジアの大会でベスト4に進めなかったことで、SNS上でそれなりの騒ぎになっていますが、目的を持って臨んだ大会なので、結果に一喜一憂する必要はないでしょう。ただしメンバーを落としたチームでは、この年代では東南アジアであっても勝つことができないという現実を突きつけられた格好になりました。

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