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ホームで今季最長の4連勝へ。相手を最下位と侮ることなかれ【J3第36節・北九州戦/マッチプレビュー】

AC長野バルセイロ(14位)vs ギラヴァンツ北九州(20位)

 

J3は早くも残り3試合となった。長野は14位に沈んでいるものの、今季最長タイの3連勝中。記録更新を目指し、北九州とのホームゲームに臨む。相手は前節を終えて最下位が確定したが、決して侮れないチームだ。攻撃的なマインドを緩めることなく、良い意味で“いつも通り”に立ち向かう。

前へのベクトルは変わらず、+αで3連勝

前節はアウェイで鳥取に3-2と競り勝った。開始早々にPKで先制するも、前半のうちに逆転される苦しい展開。それでも大きく戦い方を変えることなく、攻守にギアを高めてひっくり返した。2試合連続で逆転勝利を飾り、最前線の山本大貴は「このチームにはそれだけの力がある」と自信を深める。

山本大貴

今季2度目の3連勝。いずれも3得点を挙げたが、そのほかにも共通項はある。従来の3-4-2-1を基本形としつつ、システムに柔軟性を加えたことだ。

第33節・沼津戦では守備時にボランチ・加藤弘堅を押し上げ、3シャドー気味の布陣を敷いた。続く讃岐戦では守備がはまらなかった前半を経て、後半は4-3-3に替えて前への圧を高めた。そして前節は右肩上がりの“擬似4-4-2”を取り、鳥取のビルドアップを牽制。相手や戦況に合わせて柔軟な戦いぶりを示している。

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