王者・松本国際が初戦で貫禄勝ち。8人が得点、被シュート1本
プリンスリーグを戦い、一回り大きくなった。全国高校サッカー選手権長野県大会は4回戦。“スーパーシード”の王者・松本国際が初戦を迎え、伊那北に10-0と大勝を収めた。攻守ともに盤石の完勝劇で、優勝候補に恥じぬ力を誇示した。
多彩なバリエーション。8人が得点挙げる
昨季に長野県リーグ1部を制し、新設されたU-18プリンスリーグ北信越2部に昇格。8年ぶりとなった北信越の舞台(当時は1部制)で、8チーム中4位と好成績を残した。史上初のスーパーシードで臨む今大会に向けて、勝沢勝監督は「受けて立ってはいけない。相手への対策もするけど、自分たちの質を上げてチャレンジしていきたい」と話していた。結果からすれば、まさにその言葉通りだったと捉えられる。
立ち上がりは初戦ゆえの堅さも見られた。ビルドアップで伊那北のハイプレスに引っかかり、失点に繋がりかねない場面も。それでも「ミスをしても焦りはなかったし、すぐに立て直せた」とキャプテンの鈴木侑斗。8分に下野成偉人が先制点を決めると、落ち着きを取り戻す。ビルドアップ、セットプレー、ショートカウンターなど多彩な形から得点を重ね、前半だけで6点をリードする。
後半も勢いは止まらない。46分にはCKから、城元諒星が2点目のヘッドを沈める。その後は交代を重ねつつ、終わってみれば計8人が得点を記録した。守備でも被シュートは池上豪が放った1本のみ。「クリーンシートでいきたかったし、個人的には(被)シュートゼロで終わる目標もあった」とセンターバックの城本は話したが、“ほぼ”有言実行の結果となった。
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