2023.07.26

長野U-18はG大阪に肉薄。未勝利敗退も、初の全国で手応え

2023年07月26日 15時57分　
カテゴリ：アマチュア
タグ : AC長野パルセイロU-18 • ガンバ大阪U-18

選手も監督も口を合わせるかのように、「最後のクオリティ」について悔やんだ。日本クラブユースサッカー選手権大会、グループステージ第3節。すでに敗退が決まっているAC長野パルセイロU-18は、ガンバ大阪を相手に終始ボールを握るも、0-2と結果に反映されなかった。

明暗分けたクオリティ。違いを見せられる

「ここで勝って3位でフィニッシュするしかないと、テーマを掲げていた」。キャプテンの宮下隼がそう話したように、最終節での初勝利を狙った長野。劣悪なピッチコンディションの中、序盤から勇敢にボールを保持する。4分には高野佑太がカットインからシュートを放ち、CKを獲得。関谷暁人のキックはフィニッシュに繋がらなかったが、試合を優位に進めた。

守備でもG大阪の攻撃に対し、粘り強く対応。U-17日本代表MF宮川大輝に起点を作られ、深い位置まで侵入されるシーンも少なくなかったが、センターバックの北村彪真と大峡龍聖を中心に体を張る。20分には森田将光にフリーでミドルシュートを許すも、クロスバーも味方となった。

時折訪れるピンチを凌ぎ、前半最大の決定機は31分。右サイドバックの西山碧が高い位置を取り、高野からパスを受けて右足を振る。ボールに威力はあったもののコースが甘く、U-17日本代表GK荒木琉偉にキャッチされた。

0-0で迎えた後半も、前半に続いてボールを支配する。44分には和久匠のスルーパスから高野が抜け出すも、シュートはクロスバーを直撃。前節・FC東京戦で1対1を決めきれなかった2年生は「今日こそは先輩たちのために決めたかった」と悔やんだ。

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