宇野沢パルセイロの全国初陣。1点に泣くも、プレミア勢に健闘
宇野沢祐次監督率いるAC長野パルセイロU-18が、歴史的な一歩を踏み出した。創設10年目にして、全国大会初出場となった日本クラブユースサッカー選手権大会。グループステージ初戦でジュビロ磐田U-18に0-1と敗れたが、指揮官は「うちの選手も負けていなかった」と誇らしげだった。
前半は互角も、後半はシュートを打てず
磐田はプレミアリーグWESTに所属する強豪だ。リーグ最下位に沈んでいるが、長野にとってはカテゴリーが3つ上の相手であることに変わりない。4-4-2で攻める磐田に対し、長野が同じ4-4-2で守るとなれば、個人能力の差が反映されやすい側面もある。
それでも前半から臆せずハイプレスを仕掛ける。縦パスを差されても後方から潰しにかかり、出足で相手を上回ると、関谷暁人のセットプレーでチャンスを演出。両足を器用に使いこなす左サイドバックが、7分、11分と右足で直接FKを狙った。
攻撃ではGK外村駿成も交えてビルドアップを試みたが、「もう少し自分たちの時間を作る場面もあって良かった」と宇野沢監督。序盤は比較的ボールを握れていたが、飲水タイム明けから相手にパスを回され始め、やや後手を踏む。28分には舩橋京汰にゴール前で突破を許し、GK外村のセーブでなんとか耐え凌ぐ。トップチームの天皇杯でゴールを決めている10番に脅かされた。
とはいえ、防戦一方に陥ったわけではない。ピンチを防いだ流れからカウンターに出ると、右サイドから宮下隼がクロス。中央で宮谷天空の頭をかすめて左サイドに流れ、関谷のクロスに再び宮谷がヘッドで合わせた。前半は互いに3本ずつシュートを放ち、イーブンな展開で折り返す。
(残り 1422文字/全文: 2113文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ