西田勇祐の現在地。「(岩田)智輝くんから『頑張れ』と…」
「僕は誰よりもトレーニングしている」。19歳の若武者は、そう胸を張る。
今季、J1の横浜F・マリノスから育成型期限付き移籍で加わった西田勇祐。高卒1年目の昨季は出場機会が得られなかったが、今季はカテゴリーを2つ落とし、「J3でベストイレブンになる」と高らかに宣言していた。しかし、J3で首位を走るチームにおいて、出番はおろかベンチ入りすら叶わない状況。メンバーのローテーションがあった天皇杯長野県予選でも、チャンスが訪れることはなかった。
「天皇杯(長野県予選)は自分もチャンスが来るかと思って準備していた。それでも入れなくて、心が折れそうになったときもあった」。横浜FMに同期入団した山根陸はJ1で活躍し、U-20W杯のメンバーにも選ばれている。山根も含めて「年齢の近い選手が活躍しているのを見ると、試合を見たくなくなるくらい悔しい」と吐露する。
そこで腐るのは簡単だが、西田が腐ることは決してない。彼のメンタルを支えているのは、トレーニングの量と“師匠”の存在だ。
“師匠”からのエール。「刺激しかない」
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