3月26日のニュース
ヨー青年スポーツ相-ブキ・ジャリルでの前日練習禁止はFIFAのマッチコミッショナーの判断
Mリーグアウォーズ発表-22歳のアリフ・アイマンが3年連続MVP
新外国人監督就任予定のクランタン・ダルル・ナイムは今季はリーグ7位以上
元ギリシャU19代表がサバの練習に参加
いよいよ本日はW杯アジア2次予選のオマーン戦が開催されます。しかし試合会場となるブキ・ジャリル国立競技場のピッチ状態はあまり良くないようで、マレーシア、オマーンの両チームは試合会場での前日練習を禁止されてています。果たし、試合当日のピッチコンディションはどうなっているのでしょうか。試合に悪い影響が出ないと良いのですが…。
ヨー青年スポーツ相-ブキ・ジャリルでの前日練習禁止はFIFAのマッチコミッショナーの判断
本日3月26日午後10時(マレーシア時間)キックオフとなる2026年W杯アジア2次予選D組第4節のマレーシア対オマーン戦ですが、試合前の最後の練習日となった昨日の公式練習をマレーシア代表はマレーシアサッカー協会(FAM)の練習施設で、オマーン代表はスランゴールFCのホーム、MBPJスタジアムで練習を行っています。
昨日のこのブログでもブキ・ジャリル国立競技場のピッチが一部で土がむき出しになっているドローン撮影による写真が出回り、その状況がかなり悪いことが明らかになったを紹介しましたが、試合前記者会見の席上でオマーン代表のヤロスラフ・シルハヴィー監督は、雨が多い最近の天候を理由に、ブキ・ジャリル国立競技場のピッチの状況が良くないことから、試合会場での練習禁止が伝えられていたことを明らかにしています。できるだけ良い状態のピッチにするための練習禁止はやむを得ないと話したシルハヴィー監督は、オマーン代表は体力、メンタル、戦術の全てで試合に向けての準備ができていると話し、ピッチの状態に関わらず良いプレーを見せられるだろうと話しています。
そしてその試合前会見の翌日(本日)、ハンナ・ヨー青年スポーツ相は自身のSNSに投稿し、ブキ・ジャリル国立競技場での練習禁止を決定したのは、本日の試合のために任命されたマッチコミッショナー(MC)だったことを公表しています。ヨー青年スポーツ相は、連日の雨によりピッチの状況が悪いことを考慮したものだと説明する一方で、本日3月26日の試合実施についてはこのFIFA任命MCより開催許可が出されれていることも明らかにしています。その上で、マレーシア代表サポーターにブキ・ジャリル国立競技場に集結してほしいと呼びかけています。
Mリーグアウォーズ発表-22歳のアリフ・アイマンが3年連続MVP
わかっちゃいたけど、それでも凄い。
2023年シーズンのマレーシアリーグ(Mリーグ、1部スーパーリーグとU23リーグのMFLカップ)アウォーズ(ABK23)がMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグ(MFL)の公式サイトで発表され、マレーシア代表とジョホール・ダルル・タジムFCで活躍するFWアリフ・アイマンが3年連続のMVPを獲得しています。シーズン終了から3日月近くが経ち、重要なW杯アジア予選前日と、この授賞式のタイミングはいかがなものかと思いますが、昨年12月のシーズン終了後は1月のアジアカップ2023、その後のオフシーズンなどもありこの時期になってしまったようです。
2021年に19歳で初のMVPを獲得して以来、3年連続のMVPとなったアリフ選手は、ノーシャルル・イドラン・タラハ(3部ハリニ・スランゴールFT)が2010年から2012年まで連続受賞して以来の3年連続MVPとなります。その他の受賞者は以下の通りです。(注:所属は2023年シーズンのもの。またMFLカップはU23チームのリーグ
最優秀GK | シーハン・ハズミ(JDT)2年連続 |
最優秀DF | アザム・アズミ(TRE)初 |
最優秀MF | アフィク・ファザイル(JDT)2年連続 |
最優秀FW | アリフ・アイマン(JDT)3年連続 |
最優秀若手選手 | アリフ・アイマン(JDT) |
リーグ最多ゴール (外国籍選手) |
23 エイロン・デル・ヴァイエ(SEL)初 |
リーグ最多ゴール (マレーシア人選手) |
12 アリフ・アイマン(JDT) 12 ファイサル・ハリム(SEL) |
最優秀外国籍選手 | ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)2年連続 |
最優秀チーム | ジョホール・ダルル・タジムFC |
フェアプレー賞 | トレンガヌFC |
最優秀監督 | タン・チェンホー(SEL) |
2023ベストゴール | アリフ・アイマン(JDT) |
MFLカップ | ウバイドラー・シャムスル(TRE II) |
MFLカップ最多ゴール | 16 エベネゼル・アシフアー(KDAB) |
今回のMリーグアウォーズは、スーパーリーグとU23リーグのMFLカップでプレーした全782名の選手から、出場時間数をもとに第一次選考で絞られた398名を対象に、マレーシア代表コーチのE・エラヴァラサン、マレーシアプロサッカー選手会のラズマン・ロスマン副会長、マレーシアプロコーチ協会委員のノー・ザイディ・ローマット、スポーツ記者協会理事のロザイディ・ズルキフリ、Mリーグ中継のアナウンサー代表S・キーシャーナンの各氏により、それぞれの部門で上位10位までが選ばれています。この上位10位について、スーパーリーグは所属する14チームの監督とキャプテンが、またMFLカップについては所属する15チームの監督とキャプテン、そしてメディア代表の29名が投票を行って決定されてます。
また最優秀チームはMFLの技術委員会が、フェアプレー賞はマレーシアサッカー協会(FAM)が選考しています。また2023ベストゴールはMFLの公式サイトからのサポーター投票により決定しています。
新外国人監督就任予定のクランタン・ダルル・ナイムは今季はリーグ7位以上が目標
5月開幕を前に未だ監督が決まっていないクランタン・ダルル・ナイムFC(クランタン・ユナイテッドFCから名称変更、KDNFC)は、昨季3試合を残して退任したアイルトン・シルヴァ監督に代わる新監督として外国人指導者をリストアップしていることを明らかにしています。KDNFCのロジ・ムハマド会長はイスラム教の断食月ハリラヤが終わる4月10日より前には新監督を明らかにすることができるだろうと、マレーシアの通信社ブルナマの取材で述べています。
「技術上の問題」から現時点では、新監督の名前は明らかにできないと述べたロジ会長は、この外国人指導者とチーム編成で既に話し合いを行なっているとも述べています。さらにロジ会長は、今季の運営予選として1200万リンギ(およそ3億8000万円)があると説明し、チームの今季の目標順位を5位から7位程度としたいと話しています。なお昨季のクランタン・ユナイテッドは4勝5分17敗で14チーム中12位でした。
元ギリシャU19代表がサバの練習に参加
ギリシャU19代表で2試合に出場経験があるオーストラリア出身のDFハリス・スタンブリディスがサバFCの練習に参加しているところが目撃されたと、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。スタンブリディス選手はトライアウトを兼ねた練習に参加しており、サバFCのオン・キムスイ監督も、現在スタンブリディス選手の能力を見極めている最中だと、話しているということです。
トランスファーマルクトによると、27歳のスタンブリディス選手は昨年はギリシャ3部のヴェリアNFCとスペイン4部のレーシング・カルタヘナ・マル・メノールFC(というクラブでプレー していたDFあるいはDMFのようです。なおサバFCは、ストライカーのラモン・マチャド(ブラジル)、左ウィングのサディル・ラムダニ(インドネシア)、MFパク・テス(朴太洙、韓国)、MFミゲル・シフエンテス(スペイン)、MFテルモ・カスタニヘラ(ポルトガル)、CBのガブリエル・ペレス(ブラジル)、左SBのコ・クァンミン(高光民、韓国)が昨季から残留しています。