ボラセパマレーシアJP

3月25日のニュース
明日のW杯予選を前にブキ・ジャリル国立競技場のピッチは土がむき出しの箇所も
2023年Mリーグアウォーズの候補者が発表
スランゴールの今季アウェイユニフォーム500枚が販売後即完

明日のW杯予選を前にブキ・ジャリル国立競技場のピッチは土がむき出しの箇所も

明日3月26日の2026年W杯アジア2次予選オマーン戦を前に、ブキ・ジャリル国立競技場のピッチを上空から移した写真が公表され、一部で土がむき出しになっていることなどが明らかになっています。

英字紙ニューストレイトタイムズがドローンを使って上空から撮影した写真が公開されると、明日の試合までに状況が回復するのかを疑問視する声がSNSに上がり、このピッチの状況であれば、代表戦を別の場所で行うべきとし、スランゴールFCのホームであるMBPJスタジアムやKLシティFCのホームであるKLフットボールスタジアムを使用するべきといった投稿など見られます。

この状況についてコメントを求められたハンナ・ヨー青年スポーツ相は、ピッチの写真は最新のものではないとして、試合当日までピッチ回復のための努力の時間を与えてほしいと呼びかける事態に及んでいます。青年スポーツ省は、ブキ・ジャリル国立競技場の管理をマレーシアスタジアム社(PSM社)に業務委託しています。

2月24日に英国のシンガーソングライター、エド・シーランのコンサートが行われた際にそのステージ施設建造などによりピッチが損傷したことから3月8日にマレーシアサッカー協会(FAM)がその状況を視察し、PSM社は3月26日のオマーン戦までにピッチの状況を回復することを約束していました。

昨年11月に同じ英国のロックバンド、コールドプレイのコンサート後に行われたマレーシアカップ決勝でも土がむき出しの部分が現れるなど、その管理方法が非難されたPSM社ですが、今回も同様の問題を引き起こしています。そして同様のコンサートを開催したタイ代表のホーム、ラジャマンガラ国立競技場のピッチが青々としている写真がSNSに挙がると、PSM社に対する非難は激しさを増しています。(下はニューストレイトタイムズに掲載されたブキ・ジャリル国立競技場のピッチの写真)

2023年Mリーグアウォーズの候補者が発表

昨季2023年シーズン終了からおよそ3ヶ月経った3月24日に、2023年Mリーグアウォーズの候補者発表と本日25日の表彰式開催がマレーシアンフットボールリーグ(MFL)の公式サイトで発表されています。昨季終了後はアジアカップ2023があり、その後は各クラブがオフシーズンに入っていたこともあり、W杯予選の最中でもあるこの時期の開催となったようです。

2021年、2022年と連続でリーグMVPを受賞している22歳のアリフ・アイマン(ジョホール・ダルル・タジムFCーJDT)は2023年もMVPの最有力候補で、昨季は国内三冠達成したJDTの主力として12ゴールを挙げるなど成績も申し分ありません。なおMリーグMVPは6つある各賞の受賞者の中から選ばれるため、アリフ選手の対抗馬となりうる数少ない選手の一人、ファイサル・ハリム(スランゴールFC)は候補となっている最優秀FW賞を受賞する必要があります。

以下は各賞の候補者とボラセパマレーシアJPの受賞者予想です。
<最優秀GK>
・シーハン・ハズミ(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・スハイミ・フシン(トレンガヌFC)
・ラマダン・アブドル・ハミド(PDRM FC)
ここは代表GKでもあるシーハン・ハズミが昨年に続く連続受賞で決定か。シーハン選手は昨季はクリーンシート19回とスハイミ選手の8回、ラマダン選手の7回を圧倒。

<最優秀DF>
・ラヴェル・コービン=オング(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・フェロズ・バハルディン(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・アザム・アズミ(ジョホール・ダルル・タジムFC)
左SBとして国内に競合相手がいない32歳のラヴェル・コービン=オングに、昨季レギュラーポジションを掴んCBフェロズ・バハルディン、次世代の右SBアザム・アズミの23歳コンビが挑む形だが、初受賞のかかるコービン=オングが有利か。個人的には代表入りも近い若い2人のどちらかに受賞して欲しい。

<最優秀MF>
・アフィク・ファザイル(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・ホン・ワン(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・パウロ・ジョズエ(KLシティFC)
リーグ全試合出場でシーズンを通して安定感を見せたホン・ワンが有力で、そこに昨年受賞のアフィク・ファザイルがどれだけ迫れるかだが、やはり代表入りが期待されるホン・ワンで決まりか。

<最優秀FW>
・アリフ・アイマン(ジョホール・ダルル・タジムFC)
・ファイサル・ハリム(スランゴールFC)
・ダレン・ロック(サバFC)
リーグ戦ではともにマレーシア人選手最多の12ゴールを挙げたアリフ・アイマンとファイサル・ハリムだが、リーグ最多アシストを記録し、マレーシアカップやFAカップまで加えると昨季は21ゴールを量産したアリフ選手に軍配か。今年、アリフ選手が受賞すれば3年連続の最優秀FW受賞となる。

<最優秀若手選手>
・アリフ・アイマン(FW、21歳、ジョホール・ダルル・タジムFC)
・ウバイドラー・シャムスル(MF、20歳、トレンガヌFC)
・シーク・イズハン(GK、22歳、ヌグリスンビランFC)
21歳とはいえ、過去2年連続受賞のアリフ・アイマンをこの賞の候補とするのはいかがなものか。アリフ選手以外では24試合に出場したシーク・イズハンにチャンスありだが、ここもアリフ選手で決まり。

<最優秀外国籍選手>
ベルグソン・ダ・シルヴァ(ジョホール・ダルル・タジムFC)
アイロン・デル・ヴァイエ(スランゴールFC)
イヴァン・マムート(トレンガヌFC)
11ゴールのイヴァン・マムートにはチャンスなしで、リーグ最多の23ゴールを挙げたアイロン・デル・ヴァイエと21ゴールのベルグソン・ダ・シルヴァの争い。マレーシアカップのゴール数も加えると、アイロン選手の25ゴールに対してベルグソン選手は32ゴールと逆転し、ベルグソン選手の2年連続授業が濃厚。

スランゴールの今季アウェイユニフォーム500枚が販売後即完

スランゴールFCが今季のアウェイユニフォームを発表しています。昨季に続きスペインのホマ(JOMA)社製で、2019年以来となる黄色を基調としたデザインに白色のパターンを盛り込み、襟や袖には青色があしらわれています。なおクラブ公式サイトでは、黄色はクラブの卓越と自信を、白色は新たな始まりを、そして青色はチームの団結を示しているということです。

またこれまでのユニフォームは選手仕様とファン仕様の2モデル展開でしたが、最上位「エリート」が加わり、これまでの選手仕様は「レプリカ」と名称が変更され、従来のファン仕様と合わせた3モデル展開となり、価格はエリートは249リンギ(およそ8,000円)、レプリカは149リンギ(およそ4,800円)となることも発表されました。

そしてこのアウェイユニフォームのエリートモデル500枚が販売開始直後に即完したことがスランゴールFCのクラブ公式SNSが伝えてます。スランゴールFCのトレーニング場に隣接するグッズショップで3月23日の午前10時に売り出されたエリートモデルですが、開始から3時間で完売したということです。なおレプリカモデルとファン仕様モデルの在庫はあるということです。

スランゴールFCの公式Facebookに掲載された売り切れの告知

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