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3月7日のニュース
U23代表FWルクマン・ハキムが待望のJリーグデビュー
スーパーリーグ 14番目のチームに逆転でプルリス・ユナイテッドが選出か
rジョホールは代表候補合宿日程ではなくW杯アジア予選日程に合わせて選手が代表合宿に参加することを発表

U23代表FWルクマン・ハキムが待望のJリーグデビュー

マレーシアU23代表のFWルクマン・ハキム・シャムスディンは、今年1月にベルギー1部のKVコルトレイクからJ3のY.S.C.C.横浜へ1年間の期限付きで移籍しています。既に開幕した今季のJ3リーグでは第2節まではベンチ外だったルクマン選手ですが、昨日行われたJリーグYBCルヴァンカップ1回戦のJ2水戸戦で待望のJリーグ初出場をはたしています。

Y.S.C.C.が67分の松村航希選手のゴールで1-0とリードする展開の中、77分に脇坂遼平選手に代わってピッチに立ったルクマン選手は、Jリーグの公式映像を見ると巧みなドリブルや効果的なパスを見せる場面もありました。チームはルクマン選手が投入された直後の79分に柳雄太郎選手が2枚目のイエローで退場、10名となりましたが、イエロー6枚をもらいながらもJ2クラブを相手に逃げ切っています。リーグ戦では1分1敗と未だ勝利が無かったY.S.C.C.ですが、この日の勝利で今季初勝利となりました。

2024 JリーグYBCルヴァンカップ1回戦
2024年3月6日@ニッパツ三沢球技場
観客:1,192人
Y. S. C. C. 横浜 1-0 水戸ホーリーホック
⚽️Y.S.C.C:松村航希(67分)
🟨Y.S.C.C(6)
🟨水戸(1)
🟥Y.S.C.C.(1)

この試合の数日前には、マレーシアメディアとのインタビューで、日本語ができない自分と英語ができないチームメートとの間のコミュニケーションが不十分なことから、基礎的な日本語を学んでいることをルクマン選手は明らかにしていました。また同時に、監督やコーチは積極的に助けてくれるものの、試合で使う日本語を覚える必要もあることから試合出場までにはもう少し時間がかかりそうだと話していましたが、思いのほか早いデビューとなりました。

ルクマン選手は4月中旬にカタールで開催されるAFC U23アジアカップに出場するマレーシアU23代表に選出されることが濃厚です。明後日3月9日にはJ3第3節の松本山雅FCがありますが、この試合を含め、日本を離れるまでにあと何度ベンチ入りできるかが気になるところです

スーパーリーグ14番目のチームに逆転でプルリス・ユナイテッドが選出か

給料未払い問題の未解決により今季のスーパーリーグ出場に必要なクラブライセンスが交付されなかったクランタンFCは、下部リーグでプレーすることが決まっています。スーパーリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグ(MFL)は、クランタンFCに代わる新たなチームをセミプロリーグのM3リーグのクラブから募り、審査を経た上で14番目のチームとする特例措置を発表しています。

このブログでも昨季M3リーグ2位のKLローヴァーズが最も有力という記事を取り上げましたが、ここにきて大逆転劇の様相を呈してきたようだと英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。昨季M3リーグ1位のイミグレセン(入国管理局)FCがスーパーリーグ参加に積極的ではないことが明らかになると、2位のKLローヴァーズが俄然注目を浴びていました。しかしニューストレイトタイムズは、昨季M3リーグで9勝5分10敗で8位に終わったプルリス・ユナイテッドが条件付きながらも、クラブライセンスの交付を受けたようだと報じています。

マレーシア最北端にあり、タイと国境を接するプルリス州を本拠地とするプルリス・ユナイテッドは2003年創設の新しいクラブです。プルリス州には、州サッカー協会が運営していたプルリスFAというプロクラブがあり、2005年にはスーパーリーグ優勝、2004年と2006年にはマレーシアカップ優勝などの実績があるチームでしたが、2019年に給料未払い問題により出場していた2部プレミアリーグでシーズン開幕後3試合でリーグ除名の重い処分を受け、チームは解散しています。さらに外国籍選手への給料未払い問題によりFIFAからも2年間の活動停止処分を受けるなど、その影響は大きく、プルリス州のクラブはマレーシアリーグに存在しませんでした。

しかしFIFAの処分が解けるとプルリスFA時代のチームの愛称にちなんだプルリス・ーザン・ライオンズFCが発足し、M3リーグへ参加しましたが、運営に元プルリスFAの関係者が関わっていることや、MFLが進めていた「民営化」に対して州政府からの資金提供があることが明らかになるとこのクラブのMリーグ参加は頓挫し、州リーグでプレーしていたプルリス・ユナイテッドFCの名称を使って、2022年より新たにM3リーグに参戦しているという経緯があります。

このブログでも何度か取り上げていますが、マレーシアのサッカーは元は州代表チームによる対抗戦、マラヤカップが元となっていることから、州政府が資金提供し、州サッカー協会がクラブを運営するというのは自然の流れでした。しかしMFLがクラブの「民営化」方針を打ち出し、州政府からの公金による支援ではなく、企業スポンサー獲得と、州サッカー協会から完全に切り離されたクラブ運営を求めたことで、資金供給元を失ったクラブが給料未払い問題を起こす状況が続いています。、

ジョホールは代表候補合宿日程ではなくW杯アジア予選日程に合わせて選手が代表合宿に参加することを発表

マレーシアスーパーリーグ10連覇中のジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)は、1月のAFCアジアカップ2023では代表26名中、14名が所属するクラブです。また、今月1日にマレーシアサッカー協会(FAM)が発表した代表候補合宿参加者33名中、9名がJDTの選手となっています。

明日3月8日から始まるこの代表候補合宿を前に、そのJDTが声明を公式SNSで発表し、JDTの選手は3月15日から代表候補合宿に参加するとしています。JDTのアリステア・エドワーズCEOの名で出された声明では、3月22日にオマーンで行われるFIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選に向けた代表候補合宿について、JDTの選手は試合の1週間前の3月15日から合宿に参加するとしています。「他国の代表チームは、FIFA国際マッチカレンダー期間に合わせて各クラブから選手を招集するのが一般的である。(今回のFIFA国際マッチカレンダー期間は3月18日から26日までだが)JDTはFIFAの規定に則り3月18日に選手をリリースすれば良いにもかかわらず、それよりも早い3月15日に合宿参加を認める。」としています。

また、代表合宿合流が他の選手より遅れることについては「代表選手の大半がJDTの選手であり選手相互の理解は十分である。またJDTは既にプレシーズントレーニングを始めており、高強度のトレーニングを世界でもトップクラスの施設で行っているためフィットネスについても問題がない」と説明して、試合1週間前の合宿参加への理解を呼びかけています。

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今季のスーパーリーグは5月開幕ということもあり、プレシーズンのトレーニングを始めていないクラブもあることから、長期間の代表候補合宿の開催となったのだと思いますが、そこは唯我独尊と言いませんが、JDTの環境は、代表チームの練習環境よりも遥かに整っているのは事実であり、しかも規則を遵守するどころかその前に選手をリリースすることを表明するなど、FAMにとっても、キム・パンゴン監督にとっても、今回の発表内容には全く反論の余地がなさそうです。

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