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AFCカップ2023/24東南アジアゾーン第4節
G組-トレンガヌは逆転勝ちで首位に肉薄
H組-サバが快勝で首位浮上

AFCカップ2023/34東南アジアゾーン第4節の各試合が行われ、マレーシアから出場しているG組のトレンガヌFCとH組のサバが揃って勝利を収め、トレンガヌはG組2位で首位まで勝点差1に迫り、サバはH組で首位に返り咲いています。

AFCカップ2023/24東南アジアゾーンG組第4節-トレンガヌは逆転勝ちで首位に肉薄ています。

第3節を終えて2勝1分の勝点7のトレンガヌFCは、前節に引き分けたスタリオン・ラグナFC(フィリピン)のホームに乗り込んでいます。(下はこの試合のトレンガヌの先発XI)

10月26日行われた前節第3節に対戦した際には2-2で引き分けている両チームですが、このときはホームのトレンガヌが2点を先制されながら、試合終了間際のロスタイムに同点ゴールを決めて追いつくという試合でした。

スタリオンのホームに場所を移して行われたこの試合はトレンガヌが試合開始から積極的に仕掛けたものの、先制したのはスタリオンでした。開始わずか3分、ゴール前でパスを繋がれ、最後はジュニア・ンゴン・サムが試験距離からのシュートを決めて、スタリオンが先制します。さらにその10分後にはグリフィン・マクダニエルにペナルティエリアの外から素晴らしいミドルシュートを決められて、スタリオンが前半10数分で2点リードする第3節と全く同じ展開になりました。

第3節と同じ両選手がゴールを決めたスタリオンの優勢で試合が進む中、33分にキャプテン、マシュー・ニエラスが自陣ゴール前に上がったクロスをクリアしようとししたものの、このヘディングしたボールがオウンゴールとなり、トレンガヌは1点差まで迫って前半を終了します。

後半に入ると連携が良くなったトレンガヌは、前半も惜しいシュートがあったソニー・ノルでを中心に攻勢に転じます。そして67分、中盤でハビブ・ハルーンが手ボールを奪うと、そこからノルデ選手へ。さらに相手DFを引きつけてから出したパスを走り込んできたイヴァン・マムートが押し込んでトレンガヌがついに同点に追いつきます。

77分にはスタリオンの野村悠太選手とトレンガヌGKスハイミ・フシンが1対1になる場面もありましたが、これを防いだトレンガヌは87分に左サイドでパスを受けたノルデ選手がスタリオンDFをかわしながらドリブルでペナルティエリアまでボールをお持ち込むと、そこからゴールを決めてついにトレンガヌが逆転し、そのまま逃げ切って勝利を収めています。

この日の勝利で、トレンガヌはやはり今節勝利したG組首位のセントラル・コースト・マリナーズとの勝点差1は変わらず、11月29日の次節第5節に控える敵地での首位攻防戦の勝者がG組をトップ通過することになりそうです。

AFCカップ2023/24 グループステージG組第4節
2023年11月8日@ビニャン・フットボールスタジアム(ラグナ州ビニャン、フィリピン)
観衆:200人
スタリオン・ラグナFC 2-3 トレンガヌFC
⚽️スタリオン:ジュニア・ンゴン・サム(3分) 、グリフィン・マクダニエル(14分)
⚽️トレンガヌ:マシュー・ニエラス(33分OG)、イヴァン・マムート(67分)、ソニー・ノルデ(86分)
🟨スタリオン(2):クレイグ・ボナンケン、ジョー・ベディア
🟨トレンガヌ(2):サルドール・クルマトフ、ハビブ・ハルーン
スタリオン・ラグナFCの野村悠太選手は73分から出場、中村玲央選手はベンチ外でした。

(試合のハイライト映像はアストロ・アリーナの公式YouTubeチャンネルより)

G組のもう1試合はセントラル・コースト・マリナーズFC(オーストラリア)がバリ・ユナイテッドFC(インドネシア)を2-1で破って3連勝し、G組の首位を堅持しています。

AFCカップ2023/24 グループステージG組第4節
2023年11月6日@カプテン・イ・ワヤン・ディプタスタジアム(バリ、インドネシア)
観衆:2,585人
バリ・ユナイテッドFC 1-2 セントラル・コースト・マリナーズFC
⚽️バリ・ユナイテッド:ジェフェルソン・アシス(18分)
⚽️CCマリナーズ:アルー・クオル(13分)、マルコ・トゥーリオ(64分PK)
🟨バリ・ユナイテッド(0):アルディ・イドゥルス、モハメド・バッシム
🟨CCマリナーズ(1):ジェイコブ・ファレル、アンヘル・トーレス

AFCカップ2023/24 グループステージG組順位(第4節終了)

順位 チーム 勝点
1 セントラル・コースト 4 3 0 1 17 6 11 9
2 トレンガヌ 4 2 2 0 7 5 2 8
3 バリ・ユナイテッド 4 1 1 2 10 11 -1 4
4 スタリオン・ラグナ 4 0 1 3 7 19 -12 1
AFCカップ2023/24東南アジアゾーンH組第4節-サバが快勝で首位浮上

ハイフォンの仇はコタ・キナバルで打つ。H組2位のサバFCが首位のハイフォンFC(ベトナム)をホームに迎えた一戦は、前節第3節の同じカードでは相手のホームで2-3と敗れていたサバが4-1と快勝して首位に浮上しています。(以下はサバFCの先発XI)

サバは立ち上がりこそハイフォンに攻め込まれたものの、徐々にペースを掴むと、20分にはスチュアート・ウィルキンからのパスを受けたダニエル・ティンがハイフォンGKグエン・バン・トアンを交わしてゴールを決めるとと、さらに39分には右サイドでフリーキックを得ると、サディル・ラムダニのキックはゴール前へ。これをダレン・ロックが頭で合わせて追加点となるゴールを決め、前半はサバ優勢のまま終了します。

試合が後半に入ると、70分にはサディル選手からが再び右サイドからゴール前へ早くクロスを送ると、今度はこれをガブリエル・ピレスが頭で合わせて3点目がサバに入ります。ハイフォンも元ブラジルU20代表のユーリ・マムチが85分にヘディングシュートで1点を返しますが、サバもロスタイムに左サイドを上がったラモン・マチャドからのクロスをジャフリ・フィルダウス・チュウがタップインしてダメ押しとなる4点目を挙げて得点差を再び3点差として勝利しています。。

この勝利で3勝1敗で勝点9としたサバが、2勝2敗で勝点6のハイフォンに代わってH組の首位に躍り出ています。次節の第5節にサバはホウガン・ユナイテッド(シンガポール)と、またハイフォンは同じ勝点6で並ぶPSMマカッサル(インドネシア)といずれもアウェイマッチで対戦します。

AFCカップ2023/24 グループステージH組第4節
2023年11月9日@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
観衆:7.441人
サバFC 4-1 ハイフォンFC
⚽️サバ:ダニエル・ティン(20分)、ダレン・ロック(34分)、ガブリエル・ピレス(70分)、ジャフリ・フィルダウス・チュウ(90+5分)
⚽️ハイフォン:ユーリ・マムチ(85分)
⚽️サバ:ラモン・マチャド(71分)、ゲリー・スティーヴン・ロバト(80分)
🟨サバ(3):サディル・ラムダニ、ミゲル・シフエンテス、パク・テス
🟨ハイフォン(3):チュー・ヴィエット・フン、ビク・ビサンテ、ファン・マン・フン

(試合のハイライト映像はアストロ・アリーナの公式YouTubeチャンネルより)

H組のもう1試合はPSMマカッサルがホウガン・ユナイテッドを前節に続き3-1で破って2連勝。通算成績を2勝2敗とし、敗れたホウガン・ユナイテッドは1勝3敗となっています。

ACLカップ2023/24 グループステージH組第4節
2023年11月9日@ジャラン・ブサールスタジアム(シンガポール)
観衆:389人
ホウガン・ユナイテッドFC 1-3 PSMマカッサル
⚽️ホウガン:ジョルジェ・マクシモビッチ(48分)
⚽️マカッサル:アブディル・カイーム・ムタリブ(54分OG)、サフルディン・タハール(71分)、(55分)、エヴェルトン(90分)
🟨マカッサル(2):ヤコブ・サユリ、ジョアン・ペドロ・フレイタス
🟨ホウガン(3):アブディル・カイーム・ムタリブ、イルワン・シャー、アミル・ザラニ
PSMマカッサルの南部健造選手は先発し、68分に交代しています。
ホウガン・ユナイテッドの髙山和真、栗山直樹両選手はいずれも先発してフル出場しています。

ACL2023/24 グループステージH組順位(第4節終了)

順位 チーム 勝点
1 サバ 4 3 0 1 14 5 9 12
2 ハイフォン 4 2 0 2 8 8 0 6
3 PSMマカッサル 4 2 0 2 6 10 -4 3
4 ホウガンU 4 1 0 3 5 10 -5 3
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