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8月16日のニュース
フットサル-パハンレンジャーズが新加入のジョホールを破って悲願のリーグ初優勝
リーグ13位のクランタンは新規獲得選手獲得も出場選手登録が認められず
今季途中で現役引退の元代表選手がクダ州議選で当選

マレーシアプレミアフットサルリーグ-パハンレンジャーズが新加入のジョホールを破って悲願の初優勝

マレーシアプレミアフットサルリーグ(MPFL)2023年シーズンの決勝セカンドレグが8月14日に行われ、パハンレンジャーズがジョホール・ダルル・タジムを破って悲願のリーグ初優勝を達成しています。

8月4日にパハン州クアンタンで行われたファーストレグで7-3と勝利していたパハンレンジャーズは、ジョホール州パシル・グダンで行われたセカンドレグでは2-3とジョホールに敗れたものの、通算成績を9-6として優勝を決めています。2019年にマレーシアプレミアフットサルリーグとリーグが改編されて以降、2019年、2022年と2シーズン連続(2020年と2021年は新型コロナの影響でリーグは中止)で決勝に進みながら、いずれもスランゴールMACに敗れて準優勝となっていたパハンレンジャーズでしたが、3季連続の決勝進出でついに悲願のトロフィー獲得となりました。

今季からMPFLに参入したジョホールはチーム設立に際し、MPFL2連覇中のスランゴールMACからフットサルマレーシア代表の4選手を含む7選手を獲得した他、他チームからも同様に代表選手を獲得し、MPFL加入初年度から優勝候補の一つとなっていました。

今季は参加全14チームが2組に分かれ、ホームアンドアウェイ形式でリーグ戦が行われた後、各組の上位4チームがノックアウトステージに進む方式で開催され、A組ではパハンレンジャーズが、B組ではジョホールが首位となっていました。その後の準決勝ではパハンレンジャーズがB組2位のスランゴールMACを破って決勝進出を決めると、ジョホールもB組3位で、リーグ戦では日本代表の平田・ネト・アントニオ・マサノリ選手もプレーしたスランゴールTOTを破って決勝に進んでいました。

MPFL決勝セカンドレグのハイライト映像(スタジアムアストロの公式YouTubeチャンネルより)
リーグ13位のクランタンは新規獲得選手獲得も出場選手登録が認められず

先週末のマレーシアスーパーリーグ第20節ではトレンガヌFC相手に今季最多となる8失点で敗れたクランタンFCは、巻き返しを目指して今季2度目のトランスファーウィンドウ期間に4名の新たな外国籍選手の獲得を発表しましたが、マレーシア語紙ブリタハリアンによると、この4選手は出場選手登録が認められておらず、試合に出場できない状態になっています。

マレーシアサッカー協会FAMのノー・アズマン・ラーマン事務局長は、FAMによるこの4選手の登録がFIFAによって却下されたことを明らかにしています。「クランタンFCはこの4名の出場選手登録を(今季2度目のトランスファーウィンドウ最終日の)8月1日を過ぎてから行おうとしたためその登録が認められず、8月4日にFIFAに対して登録申請を認めてもらうようアピールを行ったが、8月5日にFIFAから当初のトランスファーウィンドウ外の登録は認められないと拒否する回答を得ていた。このため、クランタンFCオーナーのノリザム・トゥキマン氏がFAMに支援を求めてきたので、FAMは2度目のアピールを行なったが、現時点ではその回答を得ていないと説明しています。

このブログでも8月3日に取り上げましたが、クランタンはFWデニス・ブシェニング(タイ、タイ3部MHナコーンシーから移籍)、DFアリー・セサイ(シエラレオネ、香港1部理文(リー・マン)FCから移籍)、MFアフメド・マグディ(エジプト、エジプト1部アル・ムカウルーン・アル・アラブSCから移籍)、GKアリアクバル・アフメディ(イラン、イラン3部 Vahdat Aghashtから移籍)の4選手の獲得を発表しています。

今季途中で現役引退の元代表選手がクダ州議選で当選

代表キャップ数63で、先月7月半ばに現役引退を発表し、出身地のクダ州議員選に出馬したバドロル・バクティアルが対立候補に7,000票以上の差をつけて初当選を果たしています。クダ州議会与党連合の構成党でイスラム原理主義を標榜する汎マレーシアイスラム党PASの候補としてグルン選挙区で立候補したバドロル氏は17, 771票を獲得し、10,758票を獲得した国会与党連合の構成党である人民正義党PKRのフィルダウス・ジョハリ候補を破っています。

また同じクダ州のアロー・ムンクドゥ選挙区では、キャップ数14の元マレーシア代表MFで58歳のラディ・マット・ディン氏も3度目の挑戦で汎マレーシアイスラム党PASの候補として、こちらは対立候補に1万票以上の差をつけて当選を果たしています。

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