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5月18日のニュース
ヌグリスンビランのエラルド・グロンが「深刻な健康状態悪化」のため今季絶望
来月タイで開催のAFC U17アジア杯予選出場のU17代表候補合宿参加メンバー発表
9月の国際マッチデーでマレーシアはイラクと対戦の可能性が浮上

ヌグリスンビランのエラルド・グロンが「深刻な健康状態悪化」のため今季絶望

4日前に行われたスーパーリーグ第4節の再試合、対KLシティ戦で5試合ぶりの勝利を挙げたヌグリスンビラン。このチームの核として攻守に貢献してきたDFエラルド・グロンが「深刻な健康状態悪化」により、今季残り試合の出場が絶望になったとサッカー専門サイト「スムアニャ・ボラ」が伝えています。

フランス出身で195cmと長身センターバックのグロン選手は今季ここまで8試合(内7試合先発)に出場し、2ゴール2アシストを記録していますが、5月14日の試合では今季2度目となるベンチ外で、これは3月6日以来でした。

ヌグリスンビランのK・ディヴァン監督は、「深刻な健康状態悪化」が具体的にどのようなものかについては言及しませんでしたが、グロン選手は今後はチームに帯同しないこと、またこの状態では十分なプレーができないだけでなく、おそらく手術が必要になると述べています。さらに復帰までに時間がかかるようであれば、新外国籍選手獲得など次の手を考えざるを得ない、とも述べています。

今季のヌグリスンビランは、リーグ規定で外国籍選手枠が9名(内アジア1名、東南アジア1名)の登録が認められている中、チーム予算の都合上、外国籍選手はグロン選手の他には、今季ここまで3ゴールで現在チーム得点王のFWカサグランデ(ブラジル)、ジョホール・ダルル・タジムから期限付き移籍中のMFレヴィ・マディンダ(ガボン)そしてDFサフワン・バハルディン(シンガポール)の4名しか登録しておらず、グロン選手の離脱は現在9位のチームにとっては大きな痛手です。

DFながら、その長身からセットプレーでは驚異となるグロン選手の離脱に加え、チーム得点王のFWカサグランデもケガで直近の2試合はベンチ入りしておらず、今後、順位を上げていくためには、7月5日に開くドランスファーウィンドウで外国籍選手の補強はチームにとって必至です。

来月タイで開催のAFC U17アジア杯予選出場のU17代表候補合宿参加メンバー発表

来月6月15日からタイで開催されるAFC U17アジアカップ予選に向けて、マレーシアサッカー協会FAMは公式ホームページ上で、U17代表候補最終合宿参加メンバー25名を発表しています。

U17代表は、2月に国内で行った第1次合宿に続き、先月4月にはおよそ2週間の第2次合宿をカタールのドーハで行い、カタールクラブの年代別チームと積極的に練習試合をこなし、5勝1敗の成績を挙げて合宿を終えています。今回発表された25名中、20名はこのカタール合宿の参加メンバーです。また残る5名は第1次合宿には参加したものの、カタール合宿には呼ばれなかったメンバーが復帰する形となっています。

今回の合宿はFAMと青年スポーツ省参加の国家スポーツ評議会が共同で運営にあたっている国内トップサッカーアカデミーのモクタル・ダハリアカデミーで今月21日から30日まで行われ、5月31日以降はスランゴール州にあるFAMの施設で、タイ出発予定日の6月12日直前まで続けられます。なお合宿期間中には、サウジアラビア、カザフスタンといった強豪のU17チームとの練習試合も予定されています。なお合宿参加者25名はこちらです。

今回のアジア杯予選でA組のマレーシアは、イエメン(6月15日)、タイ(6月18日)、ラオス(6月21日)と対戦し、準々決勝の出場権がかかるA組2位以上の成績を目指します。

9月の国際マッチデーでマレーシアはイラクと対戦の可能性が浮上

サッカー専門サイトのヴォケットFCは、今年9月のFIFA国際マッチデーでマレーシア代表がイラク代表と対戦する可能性があると伝えています。

イラクサッカー協会(IFA)はマレーシアサッカー協会(FAM)と協議中だとされており、これが実現すれば2006年12月にカタールのドーハで開催されたアジア競技大会以来13年ぶりの対戦となります。この時は両チームはグループステージで中国、オマーンとともに同組となり、ユニス・マフムードの2ゴールの他、アリ・ヘレマ、ムスタファ・カリムにもゴールを許し0-4で敗れています。

アジアカップ2007年大会で優勝しているイラクは、今月11日に行われたAFCアジアカップ2023年大会の組み合わせ抽選で日本と共にD組に入りましたが、インドネシア、ベトナムの両東南アジアチームとも同組となったことから、同様のチームとの対戦相手としてマレーシアを大会前の練習試合相手の候補に上げているようです。なおイラクは昨季の東南アジアサッカー連盟AFF選手権三菱電機カップ優勝のタイとの対戦も検討しているとされています。

アジアカップ2023年大会でマレーシアはヨルダン、バーレーン、韓国と同じE組に入ったことから、イラク戦が実現すれば、マレーシアにとっても大会前に中東の強豪相手に実力を試す貴重な機会となります。

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