2022年06月03日 11時00分
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U23代表 • マレーシア代表 • 無料記事
東南アジア競技大会シーゲームズ出場メンバーと全く同じメンバーでこのU23アジアカップに臨んでいるマレーシアは、シーゲームズで起用したシャヒール・バシャーとダニアル・アスリ(いずれもスランゴール)ではなく、海外組のハディ・ファイヤッド(アスルクラロ沼津)、ルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)をFWに起用、GKも長身のラーディアズリ・ラハリムを先発させるなど高さと速さを重視する布陣で、前回2020年大会チャンピオンの韓国に挑みました。
試合直後の好機を活かせなかったマレーシアは、その後は守備に追われる時間が長く、攻撃でも中盤まではボールを持って上がれても、そこから先へ進めず、結局はGKまでボールを戻す場面が目立ちました。そうする間に徐々に韓国に押し込まれていきましたが、韓国FW陣のフィニッシュの精度の低さのおかげで前半は、韓国主将のイ・サンミンのヘディングゴールによる1失点に抑えて終了します。
後半に入るとマレーシアはさらに攻め込まれる場面が多くなり、後半開始直後のコーナーキックからのこぼれ球をペナルティーエリアの外からキム・テファンが蹴り込んで韓国が2-0とリードを広げます。それでもマレーシアDF陣は韓国の攻撃に耐える一方で、83分にはカウンターからムカイリ・アジマル(スランゴール)が抜け出し、1対1となったGKをかわしてシュートを決め、一時は1-2と1点差に迫りました。
しかしその5分後には同点を意識したのか前掛かり気味になったDFラインの裏に抜け出したチョ・ヨンウクがゴールを決めて韓国はリードを広げ、さらに試合終了間際にも同じようなパターンでマレーシアは失点し、終わってみれば1-4の完敗でした。予想はできていたこととはいえ、東南アジアなら許されるミスが韓国相手ではピンチを招くなど、ベトナム、タイと明らかにレベルが違う、アジアの現実を実感させられた試合でした。なお、マレーシアの次戦は6月5日(日)のタイ戦です。
6月2日(木)@ロコモティフスタジアム(タシュケント、ウズベキスタン)
韓国 4-1 マレーシア
⚽️韓国:イ・サンミン(31分)、キム・テファン(48分)、チョ・ヨンウク2(88分、90+2分)
⚽️マレーシア:ムカイリ・アジマル(83分)
?韓国(0)
?マレーシア(0)
(下は両チームの先発XIと試合のハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeチャンネルより)
なおグループステージC組のもう一試合は、ベトナムとタイが2-2で引き分けています。
6月2日(木)@ミリースタジアム(タシュケント、ウズベキスタン)
タイ 2-2 ベトナム
⚽️タイ:ベン・デイヴィス(34分)、スファナット・ムエアンタ(90+1分)
⚽️ベトナム:ファン・トゥアン・タイ (1分)、グエン・ヴァン・トゥン (73分)
?タイ(0)
?ベトナム(1):マン・ドゥン・ニャム
U23アジアカップ2022 グループステージC組順位表(第1節終了時)
順位 |
チーム |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
得失差 |
勝点 |
1 |
韓国 |
1 |
0 |
0 |
4 |
1 |
3 |
3 |
2 |
タイ |
0 |
1 |
0 |
2 |
2 |
0 |
1 |
3 |
ベトナム |
0 |
1 |
0 |
2 |
2 |
0 |
1 |
4 |
マレーシア |
0 |
0 |
1 |
1 |
4 |
-3 |
0 |