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MFLは給料未払いのペラに勝点3剥奪処分

巷ではFIFAワールドカップ2022年カタール大会の組み合わせ決定で盛り上がっているようですが、最新のFIFAランキングが相変わらず154位のマレーシアには別世界のニュースです。

また今日4月3日からはイスラム教の断食月が始まります。1ヶ月間続くこの断食月中は、Mリーグのキックオフが早い試合で午後8時15分から、遅い試合は午後10時からとなります。日中は食事が取れない選手も大変ですが、観戦する方もこの時間のキックオフは結構キツいです。

さて本題です。Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、Mリーグ2部プレミアリーグのペラが期限までに選手および監督、コーチの給料を支払わなかったことに対して、勝点3剥奪の処分を科したことを発表しています。

MFLの第一審機関FIBは声明を発表し、3月31日を期限としていた93万4729リンギ(およそ2720万円)の未払い給料が支払われなかったことを伝えています。この声明の中でFIBのシーク・ナシル・シーク・シャリ委員長は、次の期限となっている4月21日までにこの未払い給料が支払われなければ、さらに勝点6の剥奪ナ・リーグ分配金削減などの追加処分が科されることも明らかにしています。

昨季2021年シーズンにはMリーグ1部スーパーリーグで11位となり、今季プレミアリーグに降格しているペラですが、開幕前のトランスファーウィンドウ期間中にも、未払い給料を理由に新たな選手の獲得禁止処分を受けていたことから、今季はU21とU19の選手をトップチームに昇格させて、リーグ戦を戦っています。

しかしその実力差は明らかで、開幕からここまでプレミアリーグでは2試合で0勝2敗(得点1、失点6)の最下位となっています。

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別の報道では、自力で未払い給料問題を解決できないペラの経営陣からは、この未払い給料問題を解決してくれる新たなスポンサーがいれば、クラブ自体は1リンギ(およそ29円)で売却しても良い、という話も出ていると報じられています。とは言え、ペラは実際には上記の未払い給料を含めておよそ800万リンギ(およそ2億3300万円)を超える負債を抱えているとされており、例え1リンギでペラを購入しても、結局はこの負債を完済することが新たなオーナーとなるための条件となることから、1リンギというのはギミックしかありません。

またペラのスポンサーが決まらないことにより、このままではペラはリーグ最下位となり3部のM3リーグ降格となりそうですが、そこで浮上してくるのがMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの合併案です。表向きは試合数を増やすためとなっていますが、実際にはMFL主導によるペラの3部降格を救済することが目的では、というのがボラセパマレーシアJPの推測です。

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