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ダニエル・ティンとKLシティの契約解除はティンのワクチン接種拒否が理由

昨季2021年シーズンは昇格1年目ながらMリーグ1部スーパーリーグで6位、そしてマレーシアカップでは32年ぶりの優勝を果たしたKLシティ。その原動力の1人がDFダニエル・ティンでした。英国生まれながら父親がマレーシア人のティン選手は、Mリーグではマレーシア人選手として登録され、KLシティのリーグ戦とマレーシアカップの全試合33試合に出場(うち先発32試合)するなど3季ぶりの復帰となったスーパーリーグで活躍しました。昨年末のスズキカップ2020に出場したマレーシア代表には招集されなかったものの、今季2022年シーズンは代表でのプレーも期待されていました。

しかし昨季終了後、ティン選手は契約を1年残しながら、KLシティと合意の上で契約を解除し、退団、その後は母国の英国へ帰国しました。ティン選手の退団の理由が不明なままだったこともあり、同じスーパーリーグのスランゴールへの移籍なども噂されるなど、さまざまな憶測を読んでいましたが、その真相をKLシティを運営するクアラルンプールサッカー協会のクアラルンプールサッカー協会のカリド・サマド会長が明らかにしています。カリド会長はティン選手との契約解除の理由が今季開幕前にMリーグ全選手が対象となった、新型コロナウィルスのワクチン接種を拒否したことであると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

ティン選手の退団に加え、昨季のチーム得点王のFWロメル・モラレスも第2節まで終了した今季スーパーリーグには出場しておらず、それがKLシティの1分1敗という成績になって現れているとも言えます。カリド会長はモラレス選手の欠場についてはケガを理由に挙げ、現在はFIFA国際マッチデー前の中断期間となっているスーパーリーグが再開する4月6日の第3節JDT戦で復帰する予定だと述べています。

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