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5月17日のニュース
・FAカップの組み合わせ決まる-今回は史上最小の16チーム出場
・ベトナム、インドネシアに続け?マレーシアも代表とU23代表監督の兼任を検討

FAカップの組み合わせ決まる-今回は史上最小の16チーム出場

今季2024/25シーズンのマレーシアFAカップの抽選会が5月16日に行われました。今大会で第33回を迎えるこの大会には合計16チームが出場します。。

スーパーリーグの13チームに加えて、3部リーグのA1セミプロリーグの16チームからKLローヴァーズFC、ブキット・タンブンFC、マレーシア大学FTの3チームが今季のFAカップに出場します。

組み合わせ抽選は、昨季2023年シーズンでマレーシアスーパーリーグ(MSL)で下位5チーム(ヌグリスンビランFC、ペナンFC、ペラFC、クランタン・ダルル・ナイムFC、クチン・シティFC)と、A1セミプロリーグの3チームの計8チームが、昨季のMSLで1位から8位にランクされた8つの「シード」チームのホームで試合を行う形で行われました。

8つの「シード」チームは、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)、セランゴールFC、サバFC、ケダ・ダルル・アマンFC、スリ・パハンFC、トレンガヌFC、KLシティFC、PDRM FCで、1回戦ではこの8チームのホームで試合が行われます。

1990年から始まったFAカップは、2020年と2021年は新型コロナの影響で中止となりましたが、過去32回の歴史の中で、セランゴールFCとケダ・ダルル・アマンFCが最多の5回優勝を誇り、続いてJDT、スリ・パハン、KLシティがそれぞれ優勝3回で続いています。

2024/25年FAカップの1回戦8試合は2024年6月13日に開始され、決勝戦は8月に予定されています。

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マレーシアFAカップは日本で言えば天皇杯に当たる大会ですが、今年はマレーシアン・フットボール・リーグ(MFL)が運営する1部スーパーリーグ13チームと、アマチュア・フットボール・リーグ(AFL)が運営する3部リーグ(2部リーグのプレミアリーグは現在休止中のため実質2部)の3チームの全16チームが参加するささやかな大会になっています。

サッカーサイトのスムアナニャ・ボラによると2015年には34チームが、2016年には35チームがこのFAカップに出場しています。さらに2017年は37チーム、2018年には40チーム、そして2019年には59チームが出場する国内最大のサッカー大会になりました。

しかしコロナ禍の2020年と2021年にはFAカップは中止となりました。下部リーグのクラブの中にはスタジアムではなく外周を柵などで囲まれたサッカー場が本拠地のクラブもあり、そう言った試合会場では入場者の制限など新型コロナ対策が十分に行えないことを理由にしての2年連続中止でした

そして2022年に再開されるとこの大会こそ34チームが参加したものの、昨季2023年は20チーム、そして今回は16チーム参加と規模が縮小されています。国内のもう一つのカップ戦、マレーシアカップは1921年に第1回が開催された伝統ある大会で、後発のFAカップはその影に隠れた格好になっています。しかし、マレーシアカップは国内のトップリーグMSLのクラブのみ出場できる大会である一方で、FAカップはこれまで下部リーグのクラブにもその門戸を開いており、AFLが運営する3部に当たるA1セミプロリーグ以下には、4部に当たるA2リーグ、5部に当たるA3コミュニティリーグもあることから、こう言ったリーグのクラブにまで門戸を開き、自分たちもマレーシアサッカー界の一員であること感じてもらうことこそがFAカップを開催する意義だと思うのですが、MFLはそう言った発想はなさそうです。

またカップ戦の醍醐味はいわゆる「ジャイキリ」、下部リーグのクラブが上部リーグのクラブを破るジャイアントキリングですが、MFLは準々決勝、準決勝をホームアンドアウェイ方式で開催することで、そう言ったハプニングが起こる可能性を潰しています。ビジネスという観点からは1試合よりも2試合行うほうが実入りも良くなるのは理解できますが、規模の縮小と言い、ワンチャンの機会を奪うホームアンドアウェイ制の導入と言い、MFLによるFAカップの運営には個人的にはかなり不満が残ります。

ベトナム、インドネシアに続け?マレーシアも代表とU23代表監督の兼任を検討

マレーシア語紙のブリタハリアンは、マレーシアサッカー協会(FAM)がキム・パンゴン代表監督にU23代表監督を兼任させることを検討していると報じています。

U23アジアカップではベスト4に進み、大陸間プレーオフで敗れたもののの、あと1勝すればオリンピック出場というところまで手が届いていたインドネシアU23代表の監督は、韓国出身のシン・テヨン監督ですが、シン監督はインドネシア代表の監督でもあります。

昨年3月の2026年W杯予選兼2027年アジアカップ予選でシン監督が代表チームで起用した選手の内11名はU23代表にも招集され、U23アジアカップでは同国代表としては最高位の4位となりました。

またベトナムはパク・ハンソ氏がやはり2017年から代表とU23代表の監督を兼任し、2018年のU23アジアカップではU23代表が準優勝を果たすと、代表チームでも2020年W杯アジアでは最終予選までチームを導くと、最終予選では日本と1分1敗の記録を残しています。

ベトナムは、パク監督の後任のフィリップ・トルシエ元日本代表監督、そしてその後任のキム・サンシク氏も代表とU23代表の監督を兼任しています。(ベトナム監督としては良い結果が出せなかったトルシエ氏も日本代表では代表とU23代表監督を兼ねていた時期もあります。)

こう言った状況受けて、マレーシアサッカー協会(FAM)のハミディン・アミン会長は、この監督兼任につい、今後FAM内で議論される予定であり、この仕組みがマレーシア代表に適しているかどうかについては詳細な調査が必要であると説明しています。またそうなれば契約内容の変更にも及び、キム監督との協議も必要になるだろうと述べています。

「他国にとっては適切であっても、我々(マレーシア)にとっては適切ではないこともある。しかし、代表とU23代表に同じ監督を任命することについては既にこれまでもFAM内でも議論されており、おそらくそれが適切かどうかもう一度議論することになるだろう」と話したハミディンFAM会長はその一方で、「(監督兼任をFAMが要請した場合)キム監督が同意しなければ、この案は実現しないことは理解しておくべきだ。」と話しています。

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