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ベトナム代表の新監督に就任するトルシエ氏がハノイ到着、27日に調印式を開催

フランス人指導者のフィリップ・トルシエ氏(67歳)が2月26日の早朝、ハノイ市ノイバイ国際空港に降り立った。トルシエ氏はベトナム代表の新監督に就任し、ベトナム代表を更なる高みに導くことが期待されている。空港では、ベトナムサッカー連盟(VFF)のズオン・ギエップ・コイ事務局長のほか、大勢の報道陣やファンが新監督を出迎えた。

Photo:VFF

トルシエ氏は今回、モロッコ人のMoulay Lahsen Azzeggouarh Wallen氏と共にベトナムに到着。同氏はベトナム代表コーチに就任する見通し。大勢のメディアに囲まれる中、トルシエ氏はベトナム再訪に際して以下のようにコメントした。

「かつて2年の時を過ごした地である、ここベトナムに戻ってくることが出来て嬉しい。この国の文化や人々はとても親しみやすい。ベトナム代表監督という大役を務めることになり、大変栄誉に思っている。新しいチャレンジを始める準備があり、将来性あるベトナム代表というチームを率いることに、やりがいと興奮を感じている。関心を持ってくれて、ありがとう。」

トルシエ氏は、コートジボワールやナイジェリア、南アフリカなど、アフリカ諸国の代表監督を歴任した後、1998年に日本代表監督に就任。2000年のAFCアジアカップで優勝、2002年のワールドカップ日韓大会では日本代表を史上初のベスト16に導いた。日本時代はU-20や五輪代表の監督も兼任し、1999年のワールドユース(現U-20ワールドカップ)では準優勝の快挙を達成した。その後、トルシエ氏は2018年にベトナムのプロサッカー選手養成アカデミー「PVF」のテクニカルダイレクターに就任。2019年9月~2021年5月末はU-19ベトナム代表監督を務めていた。

VFFとトルシエ氏は3年半の契約を結ぶとされており、トルシエ氏にとって最大のミッションは、ベトナム代表を2026年のFIFAワールドカップに初出場させること。なお、ベトナム代表監督就任に関する契約調印式とお披露目式は、2月27日午前にVFFの事務所で執り行われる。

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