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梅田邦夫駐ベトナム日本国大使“東京五輪””サッカーへの情熱”日越スポーツについてアツく語る

ベトナムサッカーについて

— ベトナムで最も盛んなスポーツといえば、やはりサッカーです。特に2018 年はベトナムサッカーにとって躍進の1 年で、国際大会のたびに国中が大変な騒ぎになりましたが、現地にいて、この地のサッカー熱をどう感じていますか?

「正直言って驚きました。サッカーが強い、サッカーで勝つということが、この国にとてつもないエネルギーを与えていると思います。それを目の当たりにして、羨望を抱いてしまうほどに。それと同時に二つのことを感じました。一つは、ベトナムサッカーのさらなる発展のために、何かお役に立ちたいということ。もう一つは、日本とベトナムの協力の延長線上で、どのようにしたらサッカー分野での協力を促進させていくことができるのかということ。そうしたことをベトナムのサッカー熱を見て、考えるようになりました。」

- 梅田大使は、日本サッカー協会国際委員も務めておられますが、どのような活動をされているのでしょうか?

「日本政府の代表者である大使としての顔、サッカー協会の国際委員としての顔、二つの顔を持ち合わせることで、色々なところに顔を出すことができるわけです。先ほどお話したパートナーシップにしても、両国首脳の前で締結できたのは、この二つの顔があったからこそ実現できたものだと思います。こうした色々な活動を通じて、ベトナムでサッカーをする子供たちを励ましてあげたい。ベトナムサッカーがこれから世界に飛躍していく手助けをしたいという気持ちを持って活動しています。」

- 数年前までは、男子と女子のベトナム代表監督を日本人が務めていました。トップレベルだけでなく、草の根レベルも含め、こうした人材の交流については、どのように見ていますか?

「現在、八木氏がハノイFC 女子チーム(※ベトナム女子リーグ2018 のレギュラーシーズン女王)の監督を務めてくれていますが、もっともっと増えて欲しいですね。男子のベトナム代表を率いている韓国人のパク監督を見ると、彼の存在がどれだけベトナムと韓国の関係強化に貢献しているのか、計り知れないものがあります。選手でも、監督でも、トップレベルでも、草の根レベルでもいいのですが、そうやって貢献してくれる人がいてくれるのは、間違いなく国全体の財産です。」

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