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移籍情報|フィリピン代表DFアルヴァロ・シルヴァがセレス・ネグロスに移籍加入

SPIN.ph は29日、マレーシアスーパーリーグのケダFAに所属していたフィリピン代表DFアルヴァロ・シルヴァが、フィリピンプレミアリーグのセレス・ネグロスに移籍加入したと報じた。セレス・ネグロスは、昨年までの旧フィリピンフットボールリーグを連覇した強豪で、今年もACL(AFCチャンピオンズリーグ)2019の予選ラウンドから出場する。

photo via ceres negros fc

シルヴァはスペイン南部のアンダルシア州出身のフィリピンクオーター(父方の祖母がフィリピン人)。スペインのマラガCFの下部組織で育ち、マラガCF、カディスCF、ヘレスCD(すべてスペイン)でプレーの後にスペイン国外に渡った。

ヘレスCDに所属していた際にペトロルル・プロイェシュティ(ルーマニア)にローン移籍したことを皮切りに、FKハザル・レンコラン(アゼルバイジャン)、アル・カーディシーヤ(クウェート)、大田シチズン(韓国)、ハノイFC(ベトナム)、ケダFA(マレーシア)といったクラブを渡り歩いた異色の経歴を持ち、今回のセレス・ネグロスへの加入は、シルヴァ自身初めてのフィリピン国内クラブでのプレーとなる。

シルヴァは2014年にフィリピンパスポートを取得。この時すでに30歳を過ぎていたがフィリピン代表としての初キャップ(ネパールとの親善試合)を記録している。そしてスヴェン・ゴラン・エリクソン監督が率いたAFFスズキカップ2018とアジアカップ2019ではセンターバックの主軸となり、34歳にしてアジアの大舞台に立つに至っている。

(C) ceres negros fc

シルヴァが加入するセレス・ネグロスは、フィリピンのネグロス島バコロド市を本拠地とするフィリピン屈指の強豪クラブだ。

2012年から活動を開始した新興勢力ながら、国内大手のバス運行会社の豊富な資金力を武器に台頭。MFシュテファン・シュロックやMFケヴィン・イングレッソなどのフィリピン代表選手を多く抱え、国内リーグだけではなくACL予選やAFCカップにも出場を果たしている。

またセレス・ネグロスには、スペイン系フィリピン人で代表の同僚でもあるDFカルリ・デ・ムルガと、他にも3名のスペイン人選手が所属していることも、シルヴァの加入に際しての好材料と言えるだろう。

セレス・ネグロスは、2月5日に本拠地バコロドのパナード・スタジアムで行なわれる、ACL2019予選1回戦のヤンゴン・ユナイテッド(ミャンマー)戦に向けすでに始動しており、アジアカップ2019に出場していたフィリピン代表選手たちも続々とチームに合流している。

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