移籍情報|フィリピン代表DFカルリ・デ・ムルガがマレーシアのトレンガヌに移籍
マレーシアスーパーリーグのトレンガヌが、タイリーグ1のチョンブリーに所属していたフィリピン代表DFカルリ・デ・ムルガを獲得したことを、公式サイトで28日に発表した。デ・ムルガは完全移籍となる。
デ・ムルガは、スペイン南西部アンダルシア州カディス生まれのフィリピンクオーター(父方の祖母がフィリピン出身)で、カディスのユース組織出身。
カディスのBチームを皮切りに、サンルケーニョやポルトゥエンセなど地元のクラブを渡り歩き、フリーとなっていた2011年に同じアンダルシア出身のフィリピン代表FWアンヘル・ギラードの推薦でフィリピン代表初キャップを記録。2012年にフィリピンに渡りグローバルと契約しスペインを後にしている。
2014年に当時まだ2部リーグを戦っていた新興セレス・ネグロス(現在のユナイテッド・シティ)に加入し、その後2019年まで在籍。国内リーグを4度、カップ大会を2度制し、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)予選やAFCカップなど、アジアのクラブ大会の常連となったチームをディフェンスラインから支えた。
2020年はASEAN枠登録選手としてタイリーグ1の強豪チョンブリーでプレーし、2021年から隣国マレーシアの名門トレンガヌの一員として名を連ねることとなった。
? KEEP CALM, CARLI IS HERE ??️#TerengganuFC#WeBleedBlackandWhite#TFCTV pic.twitter.com/VRAQqCn4lz
— Terengganu Football Club (@FCTerengganu) December 28, 2020
フィリピン代表でもこれまで45試合に出場しており、アジアカップ初出場を決めたアジア予選や、スズキカップ、アジアカップ本大会、そして現在行なわれているW杯アジア予選でもセンターバックや右サイドバックでプレーしている。
デ・ムルガが加入するトレンガヌは、マレー半島東岸に位置するトレンガヌ州の州都クアラトレンガヌに本拠を置くマレーシアの名門。日本やシンガポールでプレーした鈴木ブルーノや、フィリピンでプレーしたジョーダン・ミンターらが、傘下のトレンガヌⅡ(マレーシアプレミアリーグ)に所属していた。