アジアカップ|スヴェン・ゴラン・エリクソン監督は今月末に任期満了で退任する方向
19日までのフィリピンメディアの報道をまとめると、グループステージで3連敗を喫して、アジアカップ2019の日程を終えたフィリピン代表のスヴェン・ゴラン・エリクソン監督が、1月下旬までの任期満了にともない代表監督を退任する方向であることが分かった。
エリクソン監督は、AFFスズキカップ2018の開幕を控える昨年10月下旬にフィリピン代表監督に就任。当初は半年間の任期と発表されていたものの、アジアカップの日程終了後には親善試合の予定がないため半年間という任期が疑問視されていたが、やはり実際にはアジアカップ終了までの契約を結んでいたようだ。
エリクソン監督のフィリピン代表公式戦の成績は9試合で2勝2分5敗。スズキカップのグループステージ初戦と2戦目に連勝したものの、その後は、格上国との対戦が続いたこともあり勝利から遠ざかっていた。
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【AFFスズキカップ2018】
2018年11月13日 @バコロド
フィリピン ?? 1-0 ?? シンガポール
2018年11月17日 @クアラルンプール
東ティモール ?? 2-3 ?? フィリピン
2018年11月21日 @バコロド
フィリピン ?? 1-1 ?? タイ
2018年11月25日 @ジャカルタ
インドネシア ?? 0-0 ?? フィリピン
2018年12月2日 @バコロド
フィリピン ?? 1-2 ?? ベトナム
2018年12月6日 @ハノイ
ベトナム ?? 2-1 ?? フィリピン
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【AFCアジアカップ2019】
2019年1月7日 @ドバイ
韓国 ?? 1-0 ?? フィリピン
2019年1月11日 @アブダビ
フィリピン ?? 0-3 ?? 中国
2019年1月16日 @ドバイ
キルギス ?? 3-1 ?? フィリピン
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エリクソン監督の下には、すでにステファン・コンスタンティン監督が辞任して空位となっているインド代表や、オーストラリアAリーグのブリスベン・ロアーなどからの監督就任要請が届いていると報じられている。
フィリピン代表マネージャーのダン・パラミの談話によると、次期代表監督にはシニアダイレクターを務めているスコット・クーパーが就任することが濃厚のようだ。
クーパーは1970年生まれのアイルランド人指導者で、主にイングランドで指導経験を積み、近年はタイやインドネシアのクラブチームで監督を務めていた。
クーパーは、今年の12月にフィリピンで開催される、東南アジア競技大会(SEA Games)に出場するフィリピンU-22代表の指揮を採ることが決定しており、ワールドカップカタール大会のアジア予選が始まるサイクルで、フル代表の指導にあたることになる模様だ。