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MFL-新型コロナ陽性者発覚を理由とした試合延期は今後容認せず

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で声明を発表し、今後は新型コロナ陽性者がチーム内に出た場合でも、それを理由とした試合日程延期の申請は受け付けないことを表明しています。

新たな標準作業手順SOPの一環として導入されるこの方針は、今季のMリーグ運営を滞りなく進めるために必要であると、MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは説明しています。

スチュアートCEOは、3月4日の今季開幕から3月16日までの時点で、Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは第2節、FAカップは1回戦が終わっているが、予定されていた計29試合中、16試合が該当チーム内で新型コロナ陽性者が見つかったことから延期されていると話し、度重なる試合日程の変更が各チームの移動や休息、さらには代表チームの年間計画にも影響を及ぼしていると述べています。

「この措置を続けていけば日程再編が難しくなることに加えて、特に試合前日にホームチーム内で感染者が発覚して延期が決定した場合、既に敵地入りしているアウェイチームにとっては移動費や宿泊費などが全て無駄になってしまうだけでなく、延期後の試合開催にも再び同様の経費が発生してしまい、金銭的な負担が大きくなりすぎる。」と説明したスチュアートCEOは、新型コロナ陽性者に代わり、特例としてセカンドチームやU21、U19などのユースチームから選手を昇格させて出場登録することを認めると話しています。

その一方で、MFLの方針に従わず、勝手に試合延期を決めたチームに対しては、MFL理事会がその延期理由を調査し、延期が正当でないと判断した場合には、不戦敗扱いとする他、相手チームの移動や宿泊などを含めた全ての経費を負担する処分を科すとしています。

なお、対戦する両チームが合意の上で試合延期を希望する場合には、FIFA国際マッチデー期間中に、代表候補合宿に招集されている選手を除いたメンバーで対戦することは可能であるともしています。

また、今季リーグ最終日までにすべての日程を消化できないチームについては、MFLと年間スポンサーとの契約に影響が出るだけでなく、Mリーグ各チームへの分配金や放映権料などにも影響が出ることから、その処分はMFL理事会が最終的に決定するとスチュアートCEOは述べています。

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