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【アジア杯】トルシエ・ベトナムはインドネシアに痛恨敗戦、PKの1失点に泣きGL敗退

AFCアジアカップ・カタール2023は1月14日にグループDの第2節、ベトナム代表(FIFAランキング94位)とインドネシア代表(同147位)の試合がアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアムで行われ、フィリップ・トルシエ監督率いるベトナム代表が0-1で敗れた。ベトナムはこれで2連敗となり、グループリーグ突破の可能性が絶たれた。

Photo:VFF

試合前の予想通り、インドネシアは高い位置から果敢にプレスをかけてベトナムを自陣に閉じ込めた。これにより開始から20分はインドネシアが優勢となり、ベトナムは自由にボールを持たせてもらえなかった。劣勢とはいえ、ラインを上げてインドネシアの攻撃を組織力でうまく封じ込めていたベトナムだが、前半終了間際にDFグエン・タイン・ビンがペナルティエリア内で相手選手のユニフォームを引っ張り、PKの判定。これをキッカーのDFアナスウィに決められて、ベトナムが1点ビハインドで前半を折り返す。

後半に入ると、ベトナムはMFクアット・バン・カンとMFレ・ファム・タイン・ロンを投入し、これで攻撃陣が活性化。途中出場の選手を中心に立ち上がりから積極的に攻めていくが、インドネシアの分厚い守備を崩すことができない。徐々に前がかりになったことで、カウンターから何度もピンチを迎え、終盤には途中出場のタイン・ロンが2枚目のイエローカードで退場処分。それでも最後まで諦めずに攻めたが、この日はゴールが遠く、試合は0-1のままホイッスル。

なお、ベトナム代表がインドネシア代表に敗れるのは、2016年12月3日のAFFスズキカップ準決勝1stレグ以来のことで、これまで7年以上も負けていなかった。

ベトナムはこれで2連敗となり、日本(勝ち点3)とインドネシア(同3)との直接対決で敗れていることで、最終節のイラク戦(同6)の結果に関わらず、同組最下位が確定した。ベトナムは1月24日に行われる最終節で、既にグループステージ突破を決めているイラクと対戦。ベトナムはここで名誉の1勝を目指す。

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